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浄化、浄化…

 あまり、みっともない記事をそのままにしておくのも、自分の趣味ではないので、さっさと更新しましょうか…  
 基本、太宰のような悪趣味ではないので。私の太宰大嫌いは三島さんの影響。笑。 三島さんは太宰が大嫌い。ワカルワカル。

 少々、浄化の意味も込めて、トマス・タリスの『Gaude Gloriosa』を御紹介。
 この曲は、天使の写真集を創っている時に、ずっとかけながしていた曲です。
 
 パッと聞いた感じ、以前、紹介した、タリスの『Spem in Alium』ほどインパクトに欠けそうな印象も無くはないですが、この曲は、まるでスルメのように、噛めば噛むほど味が出てくる曲なのです。
 制作や演奏中に集中しすぎて、気分が遠くに飛んじゃうことを、「Zone」に入るとかいいますが、この『Gaude Gloriosa』で私はよくZoneに飛んでいました。特に、ロンドンの写真集には合うと思います。タリスもロンドンに居ましたしね。

単なるグチ。

イタリア スタリエーノ
 この頃、テンション下がり気味です。ふさぎ込むってほどでもないですが…
 日記なので、こんな日もありでしょう…。毎日、イイ顔はできませんし、語ることで救われることもありますから…。
 
 いい作品を作っても、理解者がすくなければ、どうにもなりませんし、やっとのことで出版にこぎつけても、居るのは鬼や夜叉だったり、ロクデモナイバカにつぶされたり… 今度は、そのしがらみで、出版がさらに難航したり…
 この薄汚い世の中に、少々、閉口ぎみです。 まぁ、はじめから解っていることですが…。 
 缶コーヒーのBOSSのキャッチコピーはスバラシイですよね。

●『このろくでもない すばらしき世界』! 笑。

 心の奥深ーいところで、確かに、小さな自分が、「すばらしき世界」とは思っているんですよ。この感覚についても幻の写真集では一生懸命語っていたのですが…。出版社側も天使はおろか、この意図も理解できる人は少ないのでしょう…。

 でも、心の中の大きな自分は、やはり、ろくでもない世界ですね…。

 アマゾンでも、私の天使写真集がまた、買えなくなっています…。この件に関しては、語りたいことが山ほどあるのですが、ブログで公開できるレベルではないので語れません…。

 石棺仏も、あれだけ石棺仏の事をブログに書いて、未だに、グーグルで「石棺仏」と検索しても、3ページ目の一番下ですしね…。読者さんもそこそこ読んでいただいていたのに…
 アメーバって昔から、検索サイトに弱い気がしませんか…??
(まぁ、私のキーワードの置き方もあるのでしょうが…)
 一時期、FC2に替えたのも、こうした理由もあるのですが、当たり前ですが、ブログには一長一短がありますよね。

 そう言えば、最近の事ですがアメーバブログを検索サイトでクリックして、最新記事の真上に来る、広告って、うっとおしくないですか??
 2週間ほど前までは、いつも最新記事の真下に広告が来ていたのに…

 アメーバに、「何故、こんな変更したんですか?すごく見づらくイヤなんですが…」とメールで問い合わせると、何度もウダウダと的を得ない回答ばかりをくり返されて、ウンザリでした…。返事も遅いしね…。
 まぁ、無料なので、こちらもウダウダ言うの止めましたが…苦笑…。


 別に、天使や人は私じゃなくったっていいんでしょう… 使命も終わっているのかもしれません…。
 気分が疲れているので、今は他のことに夢中で気を紛らわしています。休憩や気分転換も必要でしょう…。去年はそれなりにがんばりましたしね…。結果は別ですが。

 写真は、いつかも紹介したイタリア墓地のふさぎ込む、少女です。
 何年もこうして嘆いていると思うと、日本人的にはびっくりしますが、こうした場面でのカタルシス的効果を考えると、案外、わるくないなと思ったりします。みんなの悲劇の代弁者です。人は、毎日こうして小さく嘆いて死んでいくのでしょう…。
 『笑とる仏』もきっとこうした悲劇を見てきた上で、笑ってるんだと思います。

河高八幡神社の地蔵石棺仏 加東市

 所用があり、兵庫県加東市に行ってきました。加東市と言えば、『笑とる仏』では、「家原石棺仏」(これは大発見なんだけどなぁ…笑)や、「上三草の磨崖仏」や、
『笑とる仏』の102ページの「河高八幡神社の毘沙門天石棺仏」が、注目すべき石仏遺産でしょう。

 『笑とる仏』を出版した頃、市の職員さんと知り合いになり、その人から、今後の参考になればと、「加古川流域歴史文化遺産マップ」というものを頂きました。
 全国でもこの地域にしかない石棺仏や石棺を紹介した一枚のマップです。

 『笑とる仏』で播磨の石棺仏、9割近くは紹介したつもりですが、そのマップの中に一体だけ出会っていない石棺仏が…。「河高八幡神社の地蔵石棺仏」
 えっ!102ページの「河高八幡神社の毘沙門天石棺仏」のすぐ近所で、神社の参道にあるそうです。八幡神社へは取材に行きましたが、見付けられなかったなぁ………なので、ずっと気になっていた石棺仏でした。

河高八幡_1
 ロケというより、所用のついでだったので、携帯電話の写真です。笑。

 この石棺仏も、実は、見付けるの大変でしたヨ…。
 八幡神社の参道にあると聞いていたので、探してみましたが、やっぱり、ロケ当時のように無いんですよ!笑。

 しかたなく、聞き込みに…。幸い、神社は播磨中央公園という公園の中なので、ジョギングしてる人やウォーキングしている人は、ちらほら居ます。
 しかし、走っている地元の人に聞いても、全く、手ががりなんか掴めません…
 聞き込み4人目のウォーキングしているおばさんで、やっと見つかりましたよ。

 なんと、参道入り口、左側にもう一本道があり、そこの入り口に、写真のように少し仰向けで居ました。 灯台元暗しと言うか…けど、ジョギングコースからは丸見えなんですけどねぇ~笑

 いかに、石棺仏が、地元の人でも知らない、文化遺産かってことが解りますよ…。

 教えてくれたおばさんに、「これ、室町初期か南北朝時代のもので、石棺自体は1500年くらいは経ってますよ…。地蔵の両側に、縦の溝があるのは、組合わせ式石棺の側石をはめこむためのものです。全国でもこの地域にしか無いんですよ。」的なことを、ちょっと解説すると、
 「いつも見てるケド、そんなに古いものとは、知らなかったぁ…」と感心しきり…。手前の小さな箱に、お賽銭をいれて、両手を合わせて、ウォーキングされて行かれました。

 このお賽銭箱、そこそこ入っているんですよ。笑。写真でも解るように、しめ縄や、お花もキレイに生けてありますしね。
 ほとんど知られていませんが、ちゃんとお世話する人がいるんですね!神社の人かな?

河高八幡_2
 写真では解りづらいですが、肉眼で、よーく見ると、錫杖と宝寿を持っているのが解ります。

 赤いよだれかけは、私は撮影の時、必ず外すのですが、実はこの石棺仏の後ろは崖になっていて、足場が悪いので外せず、めくっちゃいました。笑。

 時間の風化で、どんなお顔をされているのかは、もう解りませんが、なんだかホットさせるものが、ありますよ!
 特に、ここしばらく、イタリアの重いシーンを紹介していたので余計かな。笑。
 スエーデンボルグは、高いアイオンに居る仏教徒は、光輝いて、まぶしくてお顔すら見えないと、何かの本に書いていたことを思いだしました。

 ちなみに、「加古川流域歴史文化遺産マップ」は大手前大学史学研究所が関わっています。大手前大学は石棺仏や古墳のこと、結構研究されてますよ。
 過去、こんな興味深い記事の情報ソースも大手前大学でした。

 あっ、そうそう、2月11日は河高八幡のお祭りです。神社の裏山の頂上で、厄年の男達がお金を撒くそうですよ。写真にある岩も御神体でしょう。ちなみにこの岩の下にカワイイ顔で102ページの毘沙門天の石棺仏がいます。

CROWBAR!!!

 音楽は教会聖歌も大好きですが、実はヘビーメタルも大好き。

 こうした音楽を評して「重量への愛」とか言っている人もいましたね。
 重さも知ってこそ、軽さも飛翔感も解るってもんでしょう。イタリアの死の回廊を通してのみ、天使も解りますよね。  桜の樹の下には死体が埋まっているんです。

 Crowbarです。クローバーって呼んじゃうと、四葉みたいなカワイイイメージになっちゃうので、私的にはクラウバーって呼びたいですが…。 釘抜きですね。
 アメリカでは結構長い間活躍しているバンドですが、日本では、ほとんど人気も知名度も無いバンドです。
 
 ヘビメタは、痩せの高音が多い中、彼等はデブの低音なんですよ!笑。なんだか、それもカッチョイイ。そう言えばデブでもハーレーは似合いますよね。笑!
 昔、ブラックサバスのトニー・アイオミの重ーいギター音にシビレタように、クラウバーのボーカル、カークのひり出す重低音は、地響きのように底から沸き上がってきます! この絶望感、重量感、たまにはイイすヨ…。

 この人達の曲のほとんどが「聞いちゃイラレナイ…」ものが多いのですが、笑、たまに「やれば、デキルじゃん!」と思う、目の覚めるようなスゴイ曲もイッパイあるんですよ。

 コレなんかいいと思います。『Echo An Eternity』


 絶望的な感じですが、これでもしおらしく、天使か神に、助けてくれって言ってます。腐ったこの世にファックってね。 ウン、ワカル、ワカル。笑。

 キリスト教圏では、悪魔はヤギに象徴されますよね。ゴヤの黒い絵なんかは解り易いです。
 一方キリストを象徴するのは、ヒツジですね。ファンアイクの絵が有名ですね。

イタリアの写真集、66ページにもありました。

 でも、そもそもこのヒツジは、生け贄、犠牲のヒツジで、ファンアイクのヒツジにも胸から血がでてるでしょ…。 なんか血なまぐさいんですよ…。
 仏教では、ヤギを悪者扱いしたり、生け贄を要求したりしませんよね…。
 鈴木大拙さんは、キリストの血まみれの姿を見ると、なんだかイヤな感じがすると、何かの本に書いていました。
 そんなことを思うと、悪魔を刺しているこの天使も実はワルなんじゃないかなーとふと思ったりします。笑。

イタリア、死の回廊

スタリエーノ回廊
 スタリエーノ墓地の死の回廊です。写真集を買っていただいた方は御存知ですが、この廊下の足下の長方形の一マスごとが棺になっており、死体が入っています。勿論、両サイドの四角い箱も棺です。

 棺を踏むって日本人の発想では、すごく抵抗がありますが、キリスト教圏では違いますよね。つまり、踏まれる事によって贖罪になるそうです。西洋の教会の床もそうなっていますよね。

 19世紀のニーチェは、キリスト教の原罪の思想や、こうした発想を「卑屈」とか「ルサンチマン」といって批判していましたが、
 21世紀の今、自分が別の視点で見ると、自分も含め、電気やガス、石油、森を大量に搾取する、いわゆる文明人全員、存在自体が罪深いとは思いますけどね…。 かといって、自分も含め、今すぐ大量搾取しない生活をしろと言われても、なかなかできないところが悲しいところです…。「ハーメルンの笛吹き」のネズミのように滅びるまで止められませんよね。

 話の視点は少し変わりますが、この写真には、ダンテの『神曲』の冒頭部分の以下の言葉を添えました。


 ●『私たちの人生行路のなかば頃 正しい道をふみはずした私は 一つの暗闇の森のなかにいた。
 ああ、それを話すのはなんとむずかしいことか 人手が入ったことのないひどく荒れた森のさまは 思いだすだにも恐怖が胸に蘇ってくるようだ。その森の難渋なことはほとんど死にも近い。
 だが私は彼地で享けた幸運を述べるため、そこで見た他のことをも話すことにしよう。』   『神曲 地獄篇 第一歌』


 ダンテと35歳については、このブログの極初期に書きましたよね。

 死体の森に囲まれて黄泉の国へ赴くのは、正直、恐怖ですよ。『その森の難渋なことはほとんど死にも近い。』
 
 しかし、そうした経験を通してのみ、見えてくる真実もあるんですね。
 鈴木大拙さんは、「一度、否定したものからこそ、真実が見えてくる」とも言ってますね。
 
 似た表現では、ある精神病患者さんが、以下の言葉を残しています。

●『それは生まれる決心、というより── 一種の精神的な意味における
──生まれ変わる決心に似ています。おそらくわたしたちの何人かは、
魂の目的地に通じる静謐な小川や本通りをみつけるまえに、暗くて
曲がりくねった道を歩まなければならないのでしょう。』
Frederick Pierce 『Dreams and Personality』

 このイタリアの死の回廊も『暗くて曲がりくねった道を歩くこと』に似ています。そして『魂の目的地に通じる静謐な小川や本通り』や『彼地で享けた幸運』をみつけるんですね。 しかし、試練が長過ぎるのも考えものですけどね…笑。
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写真集
笑とる仏
『笑とる仏ー播磨の石棺仏を中心にー』   谷村新司さん推薦!    播磨の珍しい石棺仏を中心に、素朴な笑顔の石仏の写真集。700年近くもやさしく微笑み続けている石仏達を、さまざまな仏教名言と共に紹介する。この深い笑みはきっと心に響くと思います。巻末には地図もありますので、実際、仏様に会いに行くこともできます。勿論、関西限定書ではなく全国に通じる心の本です。 実質、私の4冊目の写真集。(読み:ワロトルホトケ)
Talking with Angels-ロンドンの天使達
「Talking with Angels-ロンドンの天使達-」 
鏡リュウジ氏の推薦文より
『天使、天使、天使!
この世界は、耳をすませれば天使の羽音に満ち満ちていて、うるさいくらい。たとえ一人でいたって、僕たちは孤独になんかなれっこないのです。この写真集はそのことを伝えてくれます。』 
 

Talking with Angels-イタリアの天使達
「Talking with Angels-イタリアの天使達」
   イタリア19世紀のみごとな墓地彫刻の写真集。
ダンテの『神曲』にならい「地獄」「煉獄」「天国」を彫刻を介し視覚で巡ることができる、美しい天使の本。
プロフィール

岩谷薫

Author:岩谷薫
カメラマン
1995 個展『身体感覚』
1998 個展『Angels of Brompton-祈りのすがた』
2005 写真集『Talking with Angelsーロンドンの天使達ー』
2006 写真集『Talking with Angelsーイタリアの天使達ー』
2008年 スピリチュアル雑誌『Sundari 』記事執筆
『yaso ヴィクトリアン』studio parabolica記事執筆
2009 デジタル印刷すらできない悪質出版社に捕まり、三冊目の天使の写真集が出版不能に。入校データまで全て完成している状態ですので、もし第三集の出版を御検討していただける出版社がございましたら、メールフォームからお気軽にメールしてみてください。第三集は最高傑作なのですが…。
2011 写真集『笑とる仏』実質、4作目の写真集。

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