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あなたの使命

 08_3_22_記事今日はお休みでしたので、酔った勢いで、つい長く書いてしまいました…

 最近、学生時代の後輩が急逝したと、風のたよりで聞きました。社会人になり、もうほとんどお付き合いが無かったので、死因など詳しいことはわかりませんでした。
 まだ若いのに、あわれな気持ちはもちろんございますが、私の心の中で、どこかしら「解放されたのね」と思う自分がいます。
 何故って、前回のブログの雑誌『Sundari』にも下ヨシ子さんも「この世に生きることが地獄ですから」と書いておられますし、似た表現では、芥川龍之介さんも「人生は地獄よりも地獄的」と言って自殺されましたしね…。なんとなくわかります。(そんな龍之介さんに夏目漱石さんは、「それでも人生をウンウンと押すのです」と励ましのお手紙を送っていた記憶がありますが…)

 私は、2007.10.29のブログに書いたように、死に対する恐怖心をほとんど持っていません。痛いとか苦しいとか、断末魔の苦しみはもちろん恐怖ですが、死んで別の次元に行く、あるいは「無」になってしまうことへの恐怖心は全くありません。
 いやむしろ、たとえ無になろうが、別の次元に行こうがどうでもいいです。現世に対する未練もほとんどありません。今この場で、突発的に死んだところで、現時点で自分の出来る範囲では、よくやったと思います。これは誤解してほしくはありませんが、決して命を粗末にしているとかの考え方とは別の次元の問題です。
 ヒグマに襲われて亡くなった動物写真家の星野道夫さんも確か「人生がこれからも永続的に続いていくと思う生き方は良くない」とか何か、エッセーで書いていた記憶があります。彼の人生は正にその通りになりましたが、最高に幸せな人生だったと思います。大切なのは、今この現場を一生懸命生きることなんです。
 そしてどうやら、死ぬ時の心持ちが、魂として「浮かばれる」か「浮かばれないか」の違いのようなのです。なぜ、そんなことを言い出すかというと、『Talking with Angels-イタリアの天使達-』で御紹介した源信の『往生要集』にも同じ事が書いてありましたし、書物の名前は忘れましたが、イギリス中世の『往生要集』的な書物にも同じことが書いてありました。古代の人は体験的に知っているのです。実は、そのくらいは分かってもらわないと、われわれが何世代も生死をくりかえしてきた意味もありませんしね…。私はそう思います。
 現代では前回のブログに紹介した雑誌『Sundari』にも臨死体験者の木内鶴彦氏が、「死ぬ時の心持ちが大切」と書いてありました。確か亡き宜保愛子さんも同じような事を書いていたような記憶が…?『往生要集』などに書いてあることは、連綿と人類が体験してきた事として分かっているんじゃないかしらと、私は思うのです。
 
 そんなとりとめのない蘊蓄を、私の友人に語ったのですが、彼女は、それを聞くなり「でも、あなたはまだ、死ねないわよ。あなたには使命があるんだから…」と言われてしまいました。
 使命?今の自分の使命は、写真集の第3集を出すことです。私の話を聞いていたその友人は、まだ公開していない第3集の美しさや良さを見て知っているので、この言葉は、私にとっては心に響き、ある意味うれしかったです。『Talking with Angels-ロンドンの天使達-』にも書きましたが、天使は、友達や家族の口を借りてメッセージを伝えてくることもあります。そんな感じでした。
 そうですね~、 活かされている間は、間違いなくやることはあるのでしょう…。

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写真集
笑とる仏
『笑とる仏ー播磨の石棺仏を中心にー』   谷村新司さん推薦!    播磨の珍しい石棺仏を中心に、素朴な笑顔の石仏の写真集。700年近くもやさしく微笑み続けている石仏達を、さまざまな仏教名言と共に紹介する。この深い笑みはきっと心に響くと思います。巻末には地図もありますので、実際、仏様に会いに行くこともできます。勿論、関西限定書ではなく全国に通じる心の本です。 実質、私の4冊目の写真集。(読み:ワロトルホトケ)
Talking with Angels-ロンドンの天使達
「Talking with Angels-ロンドンの天使達-」 
鏡リュウジ氏の推薦文より
『天使、天使、天使!
この世界は、耳をすませれば天使の羽音に満ち満ちていて、うるさいくらい。たとえ一人でいたって、僕たちは孤独になんかなれっこないのです。この写真集はそのことを伝えてくれます。』 
 

Talking with Angels-イタリアの天使達
「Talking with Angels-イタリアの天使達」
   イタリア19世紀のみごとな墓地彫刻の写真集。
ダンテの『神曲』にならい「地獄」「煉獄」「天国」を彫刻を介し視覚で巡ることができる、美しい天使の本。
プロフィール

岩谷薫

Author:岩谷薫
カメラマン
1995 個展『身体感覚』
1998 個展『Angels of Brompton-祈りのすがた』
2005 写真集『Talking with Angelsーロンドンの天使達ー』
2006 写真集『Talking with Angelsーイタリアの天使達ー』
2008年 スピリチュアル雑誌『Sundari 』記事執筆
『yaso ヴィクトリアン』studio parabolica記事執筆
2009 デジタル印刷すらできない悪質出版社に捕まり、三冊目の天使の写真集が出版不能に。入校データまで全て完成している状態ですので、もし第三集の出版を御検討していただける出版社がございましたら、メールフォームからお気軽にメールしてみてください。第三集は最高傑作なのですが…。
2011 写真集『笑とる仏』実質、4作目の写真集。

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