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魂と魄 明治神宮

 中国では、その昔、人は死ぬと、魂(コン)と魄(ハク)に別れると考えられていました。魂は天に帰り、魄は地に帰るそうです。この魄を祀ったものが、本来お墓です。この魄というものは肉体に依ったもので、いわゆるキョンシーなどは、魄の悪い一面です。さらに怖いのはカイサツ(パソコンにそれにあたる漢字がない)と言って、親族にまで見境なく祟ってくるそうです。
 このような考え方は、当時をイメージするとすぐ解りますが、死がすぐそばにあった生活だったからでしょう。野垂れ死にや戦など、あるいはそこまで言わずとも防腐処理のないなか、日常の映像として、腐っていく人体を目にする度、そこには、鬼(キ)が、やどるとして畏怖心が起こるのは、至極当然のことと思います。07_10_18_記事
 8月20日に御紹介した「両墓制」は、埋葬者一人に対し、まさに「埋め墓」と「詣り墓」と2つのお墓で祀ってあり、「埋め墓」に人体を埋め、魄をしずめ、「詣り墓」には人体を埋めず魂を召還するだけの場なのです。
 実は、この習慣は、地方の特別なものではなくて、明治神宮もこの両墓制の一面です。明治神宮は、明治天皇の魂を召還する場であり、明治天皇の御遺体は、魄として京都の桃山御陵にあります。
 この話題は、もっと書けるのですが、長くなるので、また後日。
写真はイタリアの見事な骸骨の彫刻。肋骨まで一本一本彫っています。死をただ忌み嫌うんじゃなくて、こんな場面にでも、すっと立ち会える心でありたいと思うのです。
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写真集
笑とる仏
『笑とる仏ー播磨の石棺仏を中心にー』   谷村新司さん推薦!    播磨の珍しい石棺仏を中心に、素朴な笑顔の石仏の写真集。700年近くもやさしく微笑み続けている石仏達を、さまざまな仏教名言と共に紹介する。この深い笑みはきっと心に響くと思います。巻末には地図もありますので、実際、仏様に会いに行くこともできます。勿論、関西限定書ではなく全国に通じる心の本です。 実質、私の4冊目の写真集。(読み:ワロトルホトケ)
Talking with Angels-ロンドンの天使達
「Talking with Angels-ロンドンの天使達-」 
鏡リュウジ氏の推薦文より
『天使、天使、天使!
この世界は、耳をすませれば天使の羽音に満ち満ちていて、うるさいくらい。たとえ一人でいたって、僕たちは孤独になんかなれっこないのです。この写真集はそのことを伝えてくれます。』 
 

Talking with Angels-イタリアの天使達
「Talking with Angels-イタリアの天使達」
   イタリア19世紀のみごとな墓地彫刻の写真集。
ダンテの『神曲』にならい「地獄」「煉獄」「天国」を彫刻を介し視覚で巡ることができる、美しい天使の本。
プロフィール

岩谷薫

Author:岩谷薫
カメラマン
1995 個展『身体感覚』
1998 個展『Angels of Brompton-祈りのすがた』
2005 写真集『Talking with Angelsーロンドンの天使達ー』
2006 写真集『Talking with Angelsーイタリアの天使達ー』
2008年 スピリチュアル雑誌『Sundari 』記事執筆
『yaso ヴィクトリアン』studio parabolica記事執筆
2009 デジタル印刷すらできない悪質出版社に捕まり、三冊目の天使の写真集が出版不能に。入校データまで全て完成している状態ですので、もし第三集の出版を御検討していただける出版社がございましたら、メールフォームからお気軽にメールしてみてください。第三集は最高傑作なのですが…。
2011 写真集『笑とる仏』実質、4作目の写真集。

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