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倉谷石仏 信仰の心 加西市

 NHKの放送があって、すぐに御紹介しようと思っていましたが、季節ものの彼岸花やコスモスの記事の方が、旬なので、つい御紹介するのが遅くなりました倉谷石仏です。勿論、石棺仏。

倉谷石仏

 『笑とる仏』にも記したように、この仏は、お堂の中にあり、普段は鍵がかかって、拝観することができません。一度、このような状況で門前払いをくらいましたが、ある日のロケの夕方、フト、「倉谷の石仏に行ってみよう…」と虫の知らせか、頭の中で思い立ったんですよ…。

倉谷石仏
 そしたら、なんとその日は解錠!!地元のおばあさま方が、講を開いていました!
 この時はこの阿弥陀様に呼ばれていると思いましたヨ!
 天使の取材をしている時は、こんな不思議な偶然、しょっちゅうあって、「天使と共犯で創っているなー」と実感する場面が多々でした。


 魂のこもったものの取材って、やっぱり、魂同士がどこかで繋がっているのだと思います。これを「同気感応」とも言いますね。

 おばあさま方もとても、やさしくて、コーヒーやお菓子までもらっちゃいましたよ。
 聞くところによると、講を開くのは毎月第一日曜日らしいです。
 関東方面の石仏研究者も、調査にやって来るそうで、このお堂の石棺仏の阿弥陀様も鎌倉時代後期頃の貴重なものですが、この外にある、阿弥陀様の方が、播磨の石棺仏の初元のものといわれ、さらに古く貴重なものだそうです。これも摩滅が激しく、なかなかお顔解りませんが…。倉谷石仏
倉谷石仏


 横にも、三体、石棺が祀られていますね。どうやら、何も彫られていないようで、いつかも書きましたが、これは、石棺自体が墓石やパワーストーンとして崇められていた証拠ですね。

 お堂の阿弥陀の石棺仏は、このように厨子の中にありますが、実は、床を突き抜けて、地面に刺さって立っているものなので、おおよそですが180cmくらいの大型石棺の蓋だと思われます。幅は100cmくらい。

 お堂の説明石盤によると、文久1年(1861年)にこの地で疫病が流行し、翌2年に大久保出羽守によって、石仏7体を土中より発掘して、疫病を退散させたとか。御利益あるんでしょう。

 播磨の石棺仏で、ここまで講まで開いて、手厚く祀っている石棺仏は、おそらくここだけじゃないだろうか?(あっ、確か加古川市神野町西之山の地蔵堂の石棺仏も、講をやっていたような記憶が…確認できずでしたが…)

 実は、NHKの取材で、私もこちらにお邪魔するはずでしたが、当日、台風が来て、何か事故があってはいけないとのNHKさんの配慮から、ここの取材はNHKの取材班だけになりました。
倉谷石仏

 なので、以下の話はナレーターさんからの又聞きですが、台風があっても、おばあちゃん達は、雨合羽を着て、写真のような乳母車を引いてお参りに来たそうです!心打たれますねぇ~!笑。
 そして、面白いことに、講のはじまりは何故か『星影のワルツ』の合唱から始まるそうデス。笑。 この度改めて、『星影のワルツ』の歌詞を見てみましたが、なるほど~。こうして読むと、『星影のワルツ』は逝った人への鎮魂歌と聞こえなくはないですよねぇ~。笑。

 いつから、この講が始まったかは、解らないらしいです。きっと随分昔から連綿と続いているんでしょうね。

 こうした、講に集う人々の気持ちや、浄土宗や浄土真宗のアノ世のイメージ、信仰の気持ちは、以下の『まんが日本昔ばなし』でとっても上手く表現できていますよ。
 石棺仏の意匠のほとんどが、浄土宗、浄土真宗の造形なので、当時、石仏を造った民衆の気持ちも、きっとこんなのだったんじゃないかなーと思いを馳せました。
 と同時に、こんなに辛い人々を一気に救った、法然さんや、親鸞さんは、やっぱスゴいなーとも思いました。 彼等の鎌倉時代は正に宗教改革だったはず。

 絵がとってもイイですし、ホノボノしますよね! 
 でも、柿の木が、ゲスな人間界の教えを聞きにくる、ワケはないですね。
 人間界では間違いなく高尚で必要な教えですが、柿は、もっと高いレベルで、親鸞さんの言う、『絶対他力』の中で生きて、悟り切っていますから…笑。

 『パパラギ』のツイアビさんも、ハイジのおじいさんも(笑)「自然が最大の教育者」と言ってますしね…。

 我々は、むしろ柿から、学ぶべきなのでしょう。笑。
 このお話は、そこが全くアベコベですが、他人を思いやる気持ちや、信仰の霊験譚としてはこれでOKでしょう。笑。
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写真集
笑とる仏
『笑とる仏ー播磨の石棺仏を中心にー』   谷村新司さん推薦!    播磨の珍しい石棺仏を中心に、素朴な笑顔の石仏の写真集。700年近くもやさしく微笑み続けている石仏達を、さまざまな仏教名言と共に紹介する。この深い笑みはきっと心に響くと思います。巻末には地図もありますので、実際、仏様に会いに行くこともできます。勿論、関西限定書ではなく全国に通じる心の本です。 実質、私の4冊目の写真集。(読み:ワロトルホトケ)
Talking with Angels-ロンドンの天使達
「Talking with Angels-ロンドンの天使達-」 
鏡リュウジ氏の推薦文より
『天使、天使、天使!
この世界は、耳をすませれば天使の羽音に満ち満ちていて、うるさいくらい。たとえ一人でいたって、僕たちは孤独になんかなれっこないのです。この写真集はそのことを伝えてくれます。』 
 

Talking with Angels-イタリアの天使達
「Talking with Angels-イタリアの天使達」
   イタリア19世紀のみごとな墓地彫刻の写真集。
ダンテの『神曲』にならい「地獄」「煉獄」「天国」を彫刻を介し視覚で巡ることができる、美しい天使の本。
プロフィール

岩谷薫

Author:岩谷薫
カメラマン
1995 個展『身体感覚』
1998 個展『Angels of Brompton-祈りのすがた』
2005 写真集『Talking with Angelsーロンドンの天使達ー』
2006 写真集『Talking with Angelsーイタリアの天使達ー』
2008年 スピリチュアル雑誌『Sundari 』記事執筆
『yaso ヴィクトリアン』studio parabolica記事執筆
2009 デジタル印刷すらできない悪質出版社に捕まり、三冊目の天使の写真集が出版不能に。入校データまで全て完成している状態ですので、もし第三集の出版を御検討していただける出版社がございましたら、メールフォームからお気軽にメールしてみてください。第三集は最高傑作なのですが…。
2011 写真集『笑とる仏』実質、4作目の写真集。

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