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芦屋道満とコケ地蔵

こけ地蔵_1
 前回はちょっと陰陽師的なことを書いたので、コケ地蔵の記事を書きましょう。

 加古川市東神吉町にあるコケ地蔵です。何度起こしても「転ける」からコケ地蔵なんです。すごい前のめりになっているでしょ。
 木がまるでうねるかのごとく、地蔵をささえている姿からも、その場の尋常ではない気は、想像できると思います。正直、ちょっと恐いくらいの気です。そのパワーを物語るように、木が繁茂して、お供え物も多いですね。全長130cm。南北朝時代の頃の石棺仏です。
こけ地蔵_2
 後ろから見ると、これが石棺の蓋だということがよく解るでしょ。それにしても、コケてるな~笑。昔は、この辺一帯は100基を越す古墳群があったのですが、平荘湖というダムを造ってしまいほとんど水没してしまいました…。ひどいね。

 『笑とる仏』には書きましたが、この地蔵には伝説があります。
 平安の都で、安倍晴明と芦屋道満が術対決をして負けたのは周知のことですが、
実は、芦屋道満はこの地、西神吉町、今の正岸寺あたりの出身です。
 道満は、藤原道長を、藤原顕光の命により呪殺しようとしましたが、安倍晴明によってそのクーデターが阻まれ、流刑になったのも、生まれ故郷の播磨でした。
 
 道長殺害の当事者を、死罪ではなく、故郷に返すことは、かなり異例で、これは芦屋道満の強力なパワーを怖れたものではないかとも言われています。

 つい、芦屋道満は、一時期の陰陽師ブームの映画やドラマ、江戸時代の芝居、『宇治拾遺物語』などで、ひどい悪役扱いをされていますが、私は、道満さんは結構、イイ人だったんじゃないかなーと思っています。
 芝居や、物語は悪役を作った方が語り易いので。
 その証拠に第一、人徳のなせる技か(先の霊力を怖れたこともそうですが)、死罪はまぬがれていますし、(道長呪殺計画は、そもそもただの上司の命令ですからね)播磨に帰ってからは、その薬学や陰陽の知識で多くの民を救ったらしいですよ。
 道満の墓があるという佐用町の住人も、道満さんを信仰すらしていて、悪く言う人はいません。それほど、播磨の人達は道満さんを頼りにしていたんですよ、きっと。

 
 でも都を追われた道満さんの怨念は、死んだ後も、人魂となり、毎日、正岸寺から飛び出して、京へ向かう途中、このコケ地蔵になぐさめられて引き返すのだそうです。
 「道満の火が通ったら夜中九つ(午前12時過ぎ)」
という言葉が一昔前まで、あったほど、実際に自然現象として、人魂現象があったのでしょうね。現場の尋常でない気が証明するごとく、不思議スポットです。
(この「道満の火」は、道満を慕っていた式神の火であるという説もありますけどね。)

 そう言えば、京都への怨念は私にも、あります。苦笑。大なり小なり歴史は繰り返すんですかね。そう思うと全然、他人事ではないですね。笑。道満さんも誰かにハメられた怨念でしょうか。笑。
 道満さんと近い血の流れる私はなんとなく思いますよ。
 都への怨念って、そういえば菅原道真さんなんかも超有名ですね。
 京都人って、実力が無いのに妙にプライドだけが高いタチの悪いヤツ多くないですかぁ??。勿論、全員という意味じゃないですよ…! 私にも京都人の大親友は居ますし…。でも、ここ2~3年関わる京都人で、このブログに書いた事、書かなかった事も含め立続けに最悪な思いばかりしています。
 学生の頃は5年も京都に住んでいて、そんな事微塵も感じませんでしたが、社会人になり利害関係の中にあると、京都人のイヤな一面をよく見ますよ…。
 それは、道満さんの血、播磨の陰陽師の血を意識し始めたからかな~。
 そういえば昨日の、京都人のこんなニュースも、度量狭いなーと思うんですけど…
 学生の頃のように、イイ京都人に会いたいものです。
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笑とる仏
『笑とる仏ー播磨の石棺仏を中心にー』   谷村新司さん推薦!    播磨の珍しい石棺仏を中心に、素朴な笑顔の石仏の写真集。700年近くもやさしく微笑み続けている石仏達を、さまざまな仏教名言と共に紹介する。この深い笑みはきっと心に響くと思います。巻末には地図もありますので、実際、仏様に会いに行くこともできます。勿論、関西限定書ではなく全国に通じる心の本です。 実質、私の4冊目の写真集。(読み:ワロトルホトケ)
Talking with Angels-ロンドンの天使達
「Talking with Angels-ロンドンの天使達-」 
鏡リュウジ氏の推薦文より
『天使、天使、天使!
この世界は、耳をすませれば天使の羽音に満ち満ちていて、うるさいくらい。たとえ一人でいたって、僕たちは孤独になんかなれっこないのです。この写真集はそのことを伝えてくれます。』 
 

Talking with Angels-イタリアの天使達
「Talking with Angels-イタリアの天使達」
   イタリア19世紀のみごとな墓地彫刻の写真集。
ダンテの『神曲』にならい「地獄」「煉獄」「天国」を彫刻を介し視覚で巡ることができる、美しい天使の本。
プロフィール

岩谷薫

Author:岩谷薫
カメラマン
1995 個展『身体感覚』
1998 個展『Angels of Brompton-祈りのすがた』
2005 写真集『Talking with Angelsーロンドンの天使達ー』
2006 写真集『Talking with Angelsーイタリアの天使達ー』
2008年 スピリチュアル雑誌『Sundari 』記事執筆
『yaso ヴィクトリアン』studio parabolica記事執筆
2009 デジタル印刷すらできない悪質出版社に捕まり、三冊目の天使の写真集が出版不能に。入校データまで全て完成している状態ですので、もし第三集の出版を御検討していただける出版社がございましたら、メールフォームからお気軽にメールしてみてください。第三集は最高傑作なのですが…。
2011 写真集『笑とる仏』実質、4作目の写真集。

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