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袖もぎ地蔵と、袖もぎの民話。姫路

 最近、『まんが日本昔ばなし』にこだわる私。笑。
 こんな動画、いつ削除されちゃうか解らないからねぇ、ある内に紹介しちゃいましょう。

 姫路にある袖もぎ地蔵です。
 『笑とる仏』には文章で紹介しましたが、写真掲載しなかった石棺仏です。
 なぜ、掲載しなかったかと言うと、理由はこのお顔。

袖もぎ_1
袖もぎ_2
 撮影している時から、なんだかおかしいなーと感じていたのですが、後から史料を調べてみると、この地蔵さんは、おそらく昭和の後期に、信心故だと思いますが、素人さんが表面をこのようにセメントで修復しちゃったんですよね……。
 既に、昭和の造形になってしまったので、このお顔の良さは各自の御判断におまかせしますヨ……笑。

 修復前の史料では、きたないモノクロ写真なので、解り辛かったですが、明らかに形が違います。でも、当時から結構痛んでいたのでしょう。お顔の様子も解らない感じでした。 厚く信仰している方には、そんなお姿が辛かったのかもしれませんね。
 姫路の人は、他の街よりも、格別、信心が厚いと見えて、石棺仏に小さな屋根やお堂を造るのは、比較的当たり前で、さらに、このように金襴緞子までかけている光景をよく見ました。他の街では、あまり目にしない光景ですよ。袖もぎ_3
 ちなみにこの「袖もぎ地蔵」もこんなお堂が造られています。小赤壁公園の裏手の道路沿いなので目印に。住所は木場。

 写真を掲載しなかった石棺仏とは言え、この石仏の伝説は非常に面白いデス!

 この「袖もぎ地蔵」の前で転ぶと、凶事があるとされ、転んだら自分の袖をちぎってお供えしなきゃならないっていう伝説です。詳細はWiki見てね! 文章長いけど、後半の折口信夫さんの説明がとても納得できますヨ。かなり古い伝承でしょう。昔は結構、行き倒れの死人なんかもいたんでしょうね…。袖もぎ_4
 私は、何で読んだか忘れましたが、その昔どこかの位の高い人が山中で死体にけつまずき、祓いと供養の意味で袖を供えたのが始まりなんて伝承も聞いたことがあります。
 死体にけつまずくなんて、確かに後味悪いですもんねぇぇ。苦笑。

 自治体の案内板も御紹介。下段の子供用の説明の方が、ちょっと詳しいのと「……なんだよ」っていう語り口が笑える!ちゃんと子供にも伝えようとする、こんな看板見た事なく、姫路市民の石仏に対する姿勢が解る看板ですね!

 ちゃんと『まんが日本昔ばなし』にもこの伝承が伝えられているんですよ!
 主に、中国、四国地方のお話らしいですが、全国に広まったのでしょう。少々、誇張気味なのと「化け物」は言い過ぎですが。笑。以上の事を知った上でこれを見ると、さらに面白いのでは?
 まぁ、普通の感覚として、道端に死人や死にかけの人がいたらビックリしますよね…。

 「袖もぎ地蔵」の近所には、おそらく日本で唯一、不動三尊を彫った石棺仏や、ものすごいパワーの八家地蔵さんなんかもあるので、もし近くの人で行けるなら行ってみてね。
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写真集
笑とる仏
『笑とる仏ー播磨の石棺仏を中心にー』   谷村新司さん推薦!    播磨の珍しい石棺仏を中心に、素朴な笑顔の石仏の写真集。700年近くもやさしく微笑み続けている石仏達を、さまざまな仏教名言と共に紹介する。この深い笑みはきっと心に響くと思います。巻末には地図もありますので、実際、仏様に会いに行くこともできます。勿論、関西限定書ではなく全国に通じる心の本です。 実質、私の4冊目の写真集。(読み:ワロトルホトケ)
Talking with Angels-ロンドンの天使達
「Talking with Angels-ロンドンの天使達-」 
鏡リュウジ氏の推薦文より
『天使、天使、天使!
この世界は、耳をすませれば天使の羽音に満ち満ちていて、うるさいくらい。たとえ一人でいたって、僕たちは孤独になんかなれっこないのです。この写真集はそのことを伝えてくれます。』 
 

Talking with Angels-イタリアの天使達
「Talking with Angels-イタリアの天使達」
   イタリア19世紀のみごとな墓地彫刻の写真集。
ダンテの『神曲』にならい「地獄」「煉獄」「天国」を彫刻を介し視覚で巡ることができる、美しい天使の本。
プロフィール

岩谷薫

Author:岩谷薫
カメラマン
1995 個展『身体感覚』
1998 個展『Angels of Brompton-祈りのすがた』
2005 写真集『Talking with Angelsーロンドンの天使達ー』
2006 写真集『Talking with Angelsーイタリアの天使達ー』
2008年 スピリチュアル雑誌『Sundari 』記事執筆
『yaso ヴィクトリアン』studio parabolica記事執筆
2009 デジタル印刷すらできない悪質出版社に捕まり、三冊目の天使の写真集が出版不能に。入校データまで全て完成している状態ですので、もし第三集の出版を御検討していただける出版社がございましたら、メールフォームからお気軽にメールしてみてください。第三集は最高傑作なのですが…。
2011 写真集『笑とる仏』実質、4作目の写真集。

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