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日本最古の石仏達 加西市

古法華三尊石仏_1
 『笑とる仏』の一番はじめに御紹介した加西市 古法華三尊石仏(ふるほっけさんぞんせきぶつ)です。白鳳時代ですから飛鳥時代後期で約1300年は経っています。日本最古の石仏です!
 古い石仏の一つの特徴は造作が非常に丁寧なんです。今回もクリックするとデカクなる画像をお付けしますが、(2枚目の画像ね)どうです、かなり細い線まで彫り込んで、かつリアルでしょ。
 左の仏さんの腰づかいがセクシーでカワイイですよね。笑。多宝塔もリアルで、脇侍の下にはトラがいたり、真ん中の仏さんは椅子に座っています。椅子の装飾もリアルでしょ。おそらく、その上部の剥落した箇所には天蓋が彫られていたものと思われます。
 このリアルさからも当時の人の真剣さが伝わりますね。

古法華三尊石仏_2
 で、なんでお顔が、イスラム教徒の仏像破壊のように(蛇足ですが、仏像破壊なんて最低ですよね!本来、宗教者は他の宗教にも寛容であってほしいものです。道は違えど、めざす頂上は同じはずですから。)削れているのか??
 写真集を作っている当時は、市が設置した案内板の説明からてっきり火災で剥落したものと認識していましたが、今回ブログでUPするにあたり、もう一度調べ直してみると、なんと御利益のために、昔の人がお顔を削って飲んでいたという一説を発見して、ビックリと共にナルホド~と思ってしまいました。 
 昔はよく、お経の文字を切り出して、薬として飲んでいたことは聞いたことがありますからね。

 火災にしては結構ピンポイントで削れているのでおかしいなぁ?とは思っていたんですよ…今の時代、削っている人がいると「なにしとんじゃ~!ボケェェ!!」とハリ倒しますが、笑! 当時の過酷な時代、こうでもしないと、すがるものが何も無かったと思うと、ちょっと切なくなりますね。特に不治の病など…。妙に納得した説でした。

 このページのテキストで御紹介した日本最古の石仏をネットでリンクしておきますね。(古い石仏は、年代も書いてないので、彫りの様式から判断するしかないので、最古、候補ってやつですね。)石位寺三尊石仏飯降磨崖仏滝寺磨崖仏。繁昌五尊石仏。(さっき気付きましたが繁昌という地名、写真集では繁盛としていました…。痛恨のミス。地名は特に注意してカナリ何度も校正しましたが、非常に情報量の多い写真集なので、見落としていました…スミマセン…)


繁昌石仏
 で、その繁昌五尊石仏も加西市なんですね~!! 最古の石仏が2つもあるなんてやっぱり加西市はミステリアス。
 繁昌五尊石仏は現在、奈良国立博物館に収蔵されているはず。ネットで調べても、その画像は見当たらなかったので、公開はされていないのかも??
 ここは私の古本の蔵書の中から、その画像を御紹介。確かこれは出土したものだった記憶が…だからかお顔が割れてしまっているのが残念ですね。(この画像もクリックするとデカクなるよ。)
 でも、この石仏は、なんだかガンダーラ美術のようですね!ひょっとすると海を渡ってきたのかも??左サイドの仏さまが、これまでになく軽装ですよね!笑。

 こうして見ていくと、彫刻の技術力の高さと古さでは、やはり古法華三尊石仏が一番かも。

 加西市は、飛鳥時代の石仏があるのに、鎌倉時代の石棺仏の時代までの、奈良時代、平安時代(約500年間)の石仏をあまり、私は寡聞にして知りません。
 もし、奈良、平安時代の石仏が本当に無いのなら、その500年間にいったい何があったのか?以前のキリシタン地蔵といい、やはり加西のミステリーです。
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写真集
笑とる仏
『笑とる仏ー播磨の石棺仏を中心にー』   谷村新司さん推薦!    播磨の珍しい石棺仏を中心に、素朴な笑顔の石仏の写真集。700年近くもやさしく微笑み続けている石仏達を、さまざまな仏教名言と共に紹介する。この深い笑みはきっと心に響くと思います。巻末には地図もありますので、実際、仏様に会いに行くこともできます。勿論、関西限定書ではなく全国に通じる心の本です。 実質、私の4冊目の写真集。(読み:ワロトルホトケ)
Talking with Angels-ロンドンの天使達
「Talking with Angels-ロンドンの天使達-」 
鏡リュウジ氏の推薦文より
『天使、天使、天使!
この世界は、耳をすませれば天使の羽音に満ち満ちていて、うるさいくらい。たとえ一人でいたって、僕たちは孤独になんかなれっこないのです。この写真集はそのことを伝えてくれます。』 
 

Talking with Angels-イタリアの天使達
「Talking with Angels-イタリアの天使達」
   イタリア19世紀のみごとな墓地彫刻の写真集。
ダンテの『神曲』にならい「地獄」「煉獄」「天国」を彫刻を介し視覚で巡ることができる、美しい天使の本。
プロフィール

岩谷薫

Author:岩谷薫
カメラマン
1995 個展『身体感覚』
1998 個展『Angels of Brompton-祈りのすがた』
2005 写真集『Talking with Angelsーロンドンの天使達ー』
2006 写真集『Talking with Angelsーイタリアの天使達ー』
2008年 スピリチュアル雑誌『Sundari 』記事執筆
『yaso ヴィクトリアン』studio parabolica記事執筆
2009 デジタル印刷すらできない悪質出版社に捕まり、三冊目の天使の写真集が出版不能に。入校データまで全て完成している状態ですので、もし第三集の出版を御検討していただける出版社がございましたら、メールフォームからお気軽にメールしてみてください。第三集は最高傑作なのですが…。
2011 写真集『笑とる仏』実質、4作目の写真集。

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