fc2ブログ

かくれキリシタンの里 加西市 兵庫県


 「かくれキリシタン」と言うとつい長崎を思い出しますが、なんと加西市にもかくれキリシタンがいたんですねぇぇ!! びっくり。
 御興味のある方は、こんな記事あんな記事そんな記事を御覧ください。

 『笑とる仏』の取材中にも、「キリシタン地蔵」に出会いましたよ。
 この地蔵はテキストのみの紹介で写真集に映像としては紹介していません。抑圧された文化は、史料的には価値はありますが、心を癒す映像としては、ちょっとシンドイので…。ですのでブログで御紹介。

かくれキリシタン_1

かくれキリシタン_2
 この地蔵は加西市朝妻町(あさづまちょう)延命寺跡阿弥陀石棺仏の裏手の墓地にあります。(阿弥陀石棺仏は後日御紹介します。)
 背中に十字が刻まれているでしょ。キリシタン地蔵の印。お顔がなんだか口笛吹いているような感じなのと、周りの墓石からあまり良い気を感じなかったので、写真集には紹介しなかった次第です。でも、かくれてもなお、墓石に十字を刻む、心境、いかほどだったろうと思いますね。お上に見つかる可能性もあるのに…。

 加西の片田舎に、ヨーロッパの文化が入り込んでいるのには驚きました。
 前回の聖歌繋がりだと、随分以前、放送大学で、長崎の「おらしょ」はポルトガルかスペイン(忘れた。笑)の聖歌であると出典曲が明らかになった時、ちょっとした感動を覚えたこともありました。(もちろんこの感動は、宗教的な伝導への感動ではなくて、単に海を越えてはるばる伝わったという事実への感動ね。私はキリスト教の伝導や正義と称しての、押しつけがましさや、侵略的行為は嫌いです。)
 「おらしょ」はほとんど日本の文化的ですが、お経のような聖歌もけっこうおもしろいです。

 加西市は、なかなかミステリーゾーンなんですよ。

スポンサーサイト



コメント

非公開コメント

お知らせ
メインブログを アメーバに変更しました→
写真集
笑とる仏
『笑とる仏ー播磨の石棺仏を中心にー』   谷村新司さん推薦!    播磨の珍しい石棺仏を中心に、素朴な笑顔の石仏の写真集。700年近くもやさしく微笑み続けている石仏達を、さまざまな仏教名言と共に紹介する。この深い笑みはきっと心に響くと思います。巻末には地図もありますので、実際、仏様に会いに行くこともできます。勿論、関西限定書ではなく全国に通じる心の本です。 実質、私の4冊目の写真集。(読み:ワロトルホトケ)
Talking with Angels-ロンドンの天使達
「Talking with Angels-ロンドンの天使達-」 
鏡リュウジ氏の推薦文より
『天使、天使、天使!
この世界は、耳をすませれば天使の羽音に満ち満ちていて、うるさいくらい。たとえ一人でいたって、僕たちは孤独になんかなれっこないのです。この写真集はそのことを伝えてくれます。』 
 

Talking with Angels-イタリアの天使達
「Talking with Angels-イタリアの天使達」
   イタリア19世紀のみごとな墓地彫刻の写真集。
ダンテの『神曲』にならい「地獄」「煉獄」「天国」を彫刻を介し視覚で巡ることができる、美しい天使の本。
プロフィール

岩谷薫

Author:岩谷薫
カメラマン
1995 個展『身体感覚』
1998 個展『Angels of Brompton-祈りのすがた』
2005 写真集『Talking with Angelsーロンドンの天使達ー』
2006 写真集『Talking with Angelsーイタリアの天使達ー』
2008年 スピリチュアル雑誌『Sundari 』記事執筆
『yaso ヴィクトリアン』studio parabolica記事執筆
2009 デジタル印刷すらできない悪質出版社に捕まり、三冊目の天使の写真集が出版不能に。入校データまで全て完成している状態ですので、もし第三集の出版を御検討していただける出版社がございましたら、メールフォームからお気軽にメールしてみてください。第三集は最高傑作なのですが…。
2011 写真集『笑とる仏』実質、4作目の写真集。

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

カレンダー
02 | 2024/03 | 04
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -
カテゴリ
月別アーカイブ
最新コメント
最新記事
最新トラックバック
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR