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水木しげる 翁

$『Talking with Angels』西洋墓地の天使像 : 岩谷薫-10_3_7_1 手塚治虫の『火の鳥』にはまれば、その次は水木しげる翁でしょう!笑。
『ボクの一生はゲゲゲの楽園だ』を読みました。6巻からなる自伝書で、読んでいると引き込まれます。
 子供の頃から、古いお墓とお話していたなんて、とても共感です!笑。(死を見ないと生は見えませんしね)森で小人に出会ったこともあるそうです。笑。だからというべきかなのか、ものすごい社会生活不適合者さんなんですよ。昼から学校に行ったり、きらいな科目は0点だったり。
 大人になっても、一言多いがために何度も窮地に会ったり職を変えたり…。片腕を無くされた想像を絶するラバウル戦争譚には今更ながらに引き込まれます。アメリカ兵や現地人に追われるシーンは悪夢に出てきそうな恐怖を覚えます。平和な私からはとても信じられない地獄です。そんな生き地獄の中にでも、持ち前のピュアさで現地人に溶け込み、南国の、人本来の生き方に強い憧憬を持たれます。
 終戦後も、とても苦労されています。そんな数々の苦労話を読むと、私の苦労なんてどってことないと思えることもあります…。
 漫画家として成功すると、今度は忙しすぎて、一体何が幸せなのか解らなくなります。そうした時に思い出すのは、ラバウルでの現地人との呑気で幸せな生活でした。
$『Talking with Angels』西洋墓地の天使像 : 岩谷薫-10_3_7_2 私も本来、人は自然と共に採集生活をするのがベストだったと思います。人類は超えちゃいけない一線を超えすぎてしまったのでしょう。同じ水木翁の南方熊楠の自伝書『猫楠』のイントロで猫が語ります。(『猫楠』も南方熊楠さんの、豪快さがわかって面白い作品ですよ。)

「猫はバカだと人間たちは思っているらしいが…バカは人間の方だよ。かのアフリカのドゴン族もいっとるが猫はカシコイ。なぜならば彼等は食う為に働かない…云々」

 同感です。私は怠け者は嫌いで矛盾するようですが、「働くことが美徳」だとは思っていません。どこかに必ず自分本来の生活があると思っていますが、今は作品が発表できないので、次のステップの実行になかなか移せず苦労しとりますが…。
 6巻一気に読んでみると、数奇な人の一生もこんなマンガのように終わっていくものなのでしょう…。ゲーテも『ファースト』の中で言っとります

「人生は色とりどりの映像としてしかつかめない」と。

 マンガの自伝を読むと、その言葉の意味が本当によく解ります。
 話はもどるようですが、手塚治虫さんの最初期の『火の鳥』エジプト編のイントロ部分も興味深いですよ。火の鳥は天国が「退屈」で地上に降りてきたらしいです。我々もひょっとして究極の「退屈しのぎ」にこの地上に降りてきているのかもしれません。当時わずか28才の手塚さんがこの死生観を語っているところ、興味深かったです。所詮、振り返ればみんな劇画のようなものなのでしょう…。


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写真集
笑とる仏
『笑とる仏ー播磨の石棺仏を中心にー』   谷村新司さん推薦!    播磨の珍しい石棺仏を中心に、素朴な笑顔の石仏の写真集。700年近くもやさしく微笑み続けている石仏達を、さまざまな仏教名言と共に紹介する。この深い笑みはきっと心に響くと思います。巻末には地図もありますので、実際、仏様に会いに行くこともできます。勿論、関西限定書ではなく全国に通じる心の本です。 実質、私の4冊目の写真集。(読み:ワロトルホトケ)
Talking with Angels-ロンドンの天使達
「Talking with Angels-ロンドンの天使達-」 
鏡リュウジ氏の推薦文より
『天使、天使、天使!
この世界は、耳をすませれば天使の羽音に満ち満ちていて、うるさいくらい。たとえ一人でいたって、僕たちは孤独になんかなれっこないのです。この写真集はそのことを伝えてくれます。』 
 

Talking with Angels-イタリアの天使達
「Talking with Angels-イタリアの天使達」
   イタリア19世紀のみごとな墓地彫刻の写真集。
ダンテの『神曲』にならい「地獄」「煉獄」「天国」を彫刻を介し視覚で巡ることができる、美しい天使の本。
プロフィール

岩谷薫

Author:岩谷薫
カメラマン
1995 個展『身体感覚』
1998 個展『Angels of Brompton-祈りのすがた』
2005 写真集『Talking with Angelsーロンドンの天使達ー』
2006 写真集『Talking with Angelsーイタリアの天使達ー』
2008年 スピリチュアル雑誌『Sundari 』記事執筆
『yaso ヴィクトリアン』studio parabolica記事執筆
2009 デジタル印刷すらできない悪質出版社に捕まり、三冊目の天使の写真集が出版不能に。入校データまで全て完成している状態ですので、もし第三集の出版を御検討していただける出版社がございましたら、メールフォームからお気軽にメールしてみてください。第三集は最高傑作なのですが…。
2011 写真集『笑とる仏』実質、4作目の写真集。

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