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ウォーキンスティックは名作です!

 『Talking with Angels』西洋墓地の天使像 : 岩谷薫-09_8_23_1コットンコーデルの『ウォーキンスティック』 COTTON CORDGELL WALKIN`STICK。
 20年前の釣り本の知識しかない私は、最近までその存在すら知りませんでした。
 ある日、レッドフィンをさがしにルアーの中古屋に行って、「久々レッドフィンと再会!」とハアハア、ショウウィンドウが曇るほど興奮して、まじまじ眺めていると、あれ?なんだか変なところにラインアイ。こんなふざけたところにアイを付けるのなら、どうせシンキングミノーだろと、がっかりして、その日は帰りました。

 でも、どうもその不思議な形状が頭から離れず、帰ってきてから、ネットで調べてみると、ウォーキンスティックはなんとペンシルベイト!!でも、ネットでの評価は、「釣れなさそう」とか「動かない」とか「変態」「B級」とか、可哀想なのがほとんど。WALKIN`STICK「杖」というネーミングも、地味。『Talking with Angels』西洋墓地の天使像 : 岩谷薫-09_8_23_3でも、レッドフィンやビックオーを世に送り出したコーデルですから、このリップが絶対、良い動きを醸し出すハズと強い信念のようなものがあり、それ以来、欲しくて欲しくて再びルアー屋さんに弾丸のごとく直行。
(写真は腹に刻まれたWALKIN`STICKのロゴ、カッコイイ。)

 さっそく近くの池で試運転。確かに動かない…。リップのおかげで、ボディーを右や左にくねらせる動きは、他のペンシルベイトには無いけれど、なんだか不安定で動きが汚い…。やはり「B級」…?でも、まだ何か私の知らないアクションの方法があるはずと思い、その日は撤退し研究。
 そこで、まず気付く事は、ボディーに対して、フックの大きさが異常に小さいこと。オリジナルのお腹のフックのサイズは、写真のルアーのお尻に付いたフェザーフックのサイズと同じ極小のものが付いていました。これでは、ほとんどのバスがルアーのお腹めがけて襲ってくるのに対し、重要な腹部分がスキだらけで、たとえ襲ってきてもフッキング出来ないはずと思い直し、お腹のフックは、少し大きめの針に交換。

(写真は腹に刻まれたCordellの文字、イイですねー)
『Talking with Angels』西洋墓地の天使像 : 岩谷薫-09_8_23_2 動きのまずさはダイレクトノットではなく、ラインアイにスプリットリングを付けてみることで、改善を試みました。
 そしたら、この子はスバラシイ動きをするんですよ!ザラスプークのようなお手本的なウォーキングドッグアクションではなく、リップのおかげで、体を右左にくねらせフラフラ動くし、ポイント移動も少なく助かります。そしてジャークさせると、なんとレッドフィンと同じくキビキビ動くのです!これは間違いなくスプリットリングのおかげ。力があまると、バランスを崩し、まるでスイッシャーのような水音を立てて、水面を飛びはねたりするのは、他のペンシルベイトには出来ない芸当。お腹のフックを少し大きくしてバランスが良くなったのかも。見ている自分が惚れ惚れとするぐらい弱った小魚の演出をしてくれます。これは水面上のレッドフィンです。いや、水面で勝負するならレッドフィンよりも多才です。

 これで釣れないわけはない!と確信をもって、アクションしていると30分で3回のヒット!   でしょ…名作の匂いがしていたんですよ…。『Talking with Angels』西洋墓地の天使像 : 岩谷薫-09_8_23_4
 これでバスが出てこなければ、そこにはバスが居ないとさえ思うくらい、買って間もないですが、かなり釣りました。ウォーキンスティックは、コーデルの名作だと思いますし、普通のペンシルベイトの動きに飽きた人は、その魅力に絶対はまるはず。
 現役当時、ちゃんとコーデルがうまくコマーシャルしていたら、「リップの付いたトップウォータプラグ」として、新ジャンルが出来たはずなのに…ポッパーとかダーターとか、これなら「リッパー」とかね…。(例えば、同じコーデルのトップスポットや、クリークチャブのジガーとか、ヘドンのHI-TAILとか、シンクタンクのトリガーフィッシュなど、トリガーフィッシュは別格ですけどね…) 私は同じルアーを2個は買いませんが、これだけは例外。もう、製造されていませんしね。偶然、金銀がそろってうれしい。

 ただ、難点は浮力がやたらに弱いこと(立ち浮きで黒目のあたりまで沈む…)、また、金銀のメッキが悲しいほどすぐに禿げます。『Talking with Angels』西洋墓地の天使像 : 岩谷薫-09_8_23_5
『Talking with Angels』西洋墓地の天使像 : 岩谷薫-09_8_23_6 おそらく当時コーデルの設計者も細身のペンシルベイトの浮力の弱さに気付かなかったのかも…ボディーが完成して、いざ標準サイズの針を付けたら、「おいおい、沈んじゃうじゃん…!」と慌てて、でももう金型作っちゃてるし、極小の軽い針で間に合わすか…というイイカゲンな展開になったのでは…?と勝手な想像をめぐらして楽しんでいます。それほどオリジナルの針は異常に小さいですし、ルアー全体に浮力がありません。
 メッキのはげは、フードラーで御紹介したエポキシ接着剤コーティングでカバー。浮力がないので、塗装はヒヤヒヤものでした。厚く塗ると沈む可能性が高いので、エポキシの比重まで調べる念の入れよう。幸い、沈み具合は最小限にくい止めましたが、やはり、動きの観点からは、こんなものは塗らないに越したことはありませんが。(キャスティングや実釣ごとにメッキが禿げる姿は見ていられなかったのよ…笑)
 金のウォーキンスティックは、後から、私がフェザーフックを付けたもの、毛針がある方が、ヨタヨタとした左右の首フリが大きい気がします。銀の方のフェザーフックはコーデルオリジナル。どうやらこのルアーのキモはこのフェザーフックにあるようで、フェザーの大きい銀のオリジナルの方がフェザーの小さい金より断然動きがいいです。
 バカにされがちなルアーですが、うまく使いこなせたら絶対ハマりますし、ビックオーやレッドフィンと並ぶ名作です。名誉挽回してほしいルアーですね。
 (写真の40cmのバスも、ヤバイところに掛かっているでしょ。針を大きくして正解。ルアーと同サイズの小バスもたまらなくアタックしちゃう、ウォーキンスティックの威力。この写真からも、針を大きくして正解。キッチリお腹を攻撃しているでしょ。) 
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笑とる仏
『笑とる仏ー播磨の石棺仏を中心にー』   谷村新司さん推薦!    播磨の珍しい石棺仏を中心に、素朴な笑顔の石仏の写真集。700年近くもやさしく微笑み続けている石仏達を、さまざまな仏教名言と共に紹介する。この深い笑みはきっと心に響くと思います。巻末には地図もありますので、実際、仏様に会いに行くこともできます。勿論、関西限定書ではなく全国に通じる心の本です。 実質、私の4冊目の写真集。(読み:ワロトルホトケ)
Talking with Angels-ロンドンの天使達
「Talking with Angels-ロンドンの天使達-」 
鏡リュウジ氏の推薦文より
『天使、天使、天使!
この世界は、耳をすませれば天使の羽音に満ち満ちていて、うるさいくらい。たとえ一人でいたって、僕たちは孤独になんかなれっこないのです。この写真集はそのことを伝えてくれます。』 
 

Talking with Angels-イタリアの天使達
「Talking with Angels-イタリアの天使達」
   イタリア19世紀のみごとな墓地彫刻の写真集。
ダンテの『神曲』にならい「地獄」「煉獄」「天国」を彫刻を介し視覚で巡ることができる、美しい天使の本。
プロフィール

岩谷薫

Author:岩谷薫
カメラマン
1995 個展『身体感覚』
1998 個展『Angels of Brompton-祈りのすがた』
2005 写真集『Talking with Angelsーロンドンの天使達ー』
2006 写真集『Talking with Angelsーイタリアの天使達ー』
2008年 スピリチュアル雑誌『Sundari 』記事執筆
『yaso ヴィクトリアン』studio parabolica記事執筆
2009 デジタル印刷すらできない悪質出版社に捕まり、三冊目の天使の写真集が出版不能に。入校データまで全て完成している状態ですので、もし第三集の出版を御検討していただける出版社がございましたら、メールフォームからお気軽にメールしてみてください。第三集は最高傑作なのですが…。
2011 写真集『笑とる仏』実質、4作目の写真集。

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