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災難に遭う場合

 前回の記事は、読者さんに心配をあたえるような内容で、すみませんでした。
 でも事実なので仕方なしです。このままではクリスマス前に出版というのは、ムリっぽくなりました…残念ですが…。 私自身も災難という印象です。(具体的な問題点はさすがにここでは公表できませんが…)
 こんな経験は初めてではなく、ありがちで、よくこうした状態になると、昨今のスピリチュアルブームの良くない影響か、カウンセラー気取りで「そうした問題ある人間を引き寄せた、あなた自身の人と成りにも問題がある」と、したり顔で語り出したり、「お墓を撮るからバチが当たったんだ」と平気でささやく声がなにげに入ってきたりもするものですが、私の認識では、これらの発言はとても勘違いをしていて、むしろ失礼だと思います。
 経験者だから解るのですが、バチ系の恐怖はもっと怖いですし、本当にマズい事をしたのであれば、私は今頃、生きていないと思います。天使と私の共謀で作品が成り立っています。ですから『Talking with Angels』なんです。天使達から多くの劇的な体験や場面を見せられました。
 「あなた自身にも問題がある」とする発言は、何でも「因果応報」と捉えたくなる、昨今のスピリチュアルブームの良くない影響だと私は思います。
 「災難」が全て「因果応報」と捉えられるのであれば、例えば虎に喰われる鹿は、過去に何か悪事をしたのでしょうか?純粋無垢な野生動物にもかかわらず… でも鹿にとっては明らかに「災難」ですからね…。
 「心がけが良いから災難に遭わない」と考えるのは、大きな間違いで、それではキリストの磔刑や、聖人の受難もあり得ないことになるでしょう。(もちろん、災難に遭わないために良い心がけであることは大前提ですが…)

 私の好きな中国の昔話に、亀に化けた仙人が、人間に捕まり喰われようとしているところを、通りががりの人に偶然助けられ、お礼に仙人が、自分の御殿でその人を接待するというお話があります。
 この世のものでない、めくるめく接待に満足した主人公は、御殿を去り際、玄関先で一つの疑問を、仙人のお付きの方に投げかけます。「こんなにスバラシイ神通力があるのに、何故、仙人は人間などに捕まったのですか?」と。(私も同じ疑問をもちました)
 すると仙人のお付きの方は、何を今更と言わんばかりに平然と言い放ちました。「仙人であろうとも、避けられない災難はございますから…」

 みごとな一言ですね。仙人でも避けられないのに、人間では益々ムリです。いくら達人でも避けられない災難は、数々あると私も思います。
11_25_記事今回の一件も高貴な亀を安易に喰ってしまおうとした人間の卑しい出来心かもしれません。人間界である以上、当然、こういう事は日常茶飯事に起こりえるでしょう。(一歩離れて見るとこんな悠長な事も言ってられますが、渦中の本人はそうでもないですけどね。笑。)
 写真はウエストミンスター寺院の天使と聖人に埋め尽くされた門。

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写真集
笑とる仏
『笑とる仏ー播磨の石棺仏を中心にー』   谷村新司さん推薦!    播磨の珍しい石棺仏を中心に、素朴な笑顔の石仏の写真集。700年近くもやさしく微笑み続けている石仏達を、さまざまな仏教名言と共に紹介する。この深い笑みはきっと心に響くと思います。巻末には地図もありますので、実際、仏様に会いに行くこともできます。勿論、関西限定書ではなく全国に通じる心の本です。 実質、私の4冊目の写真集。(読み:ワロトルホトケ)
Talking with Angels-ロンドンの天使達
「Talking with Angels-ロンドンの天使達-」 
鏡リュウジ氏の推薦文より
『天使、天使、天使!
この世界は、耳をすませれば天使の羽音に満ち満ちていて、うるさいくらい。たとえ一人でいたって、僕たちは孤独になんかなれっこないのです。この写真集はそのことを伝えてくれます。』 
 

Talking with Angels-イタリアの天使達
「Talking with Angels-イタリアの天使達」
   イタリア19世紀のみごとな墓地彫刻の写真集。
ダンテの『神曲』にならい「地獄」「煉獄」「天国」を彫刻を介し視覚で巡ることができる、美しい天使の本。
プロフィール

岩谷薫

Author:岩谷薫
カメラマン
1995 個展『身体感覚』
1998 個展『Angels of Brompton-祈りのすがた』
2005 写真集『Talking with Angelsーロンドンの天使達ー』
2006 写真集『Talking with Angelsーイタリアの天使達ー』
2008年 スピリチュアル雑誌『Sundari 』記事執筆
『yaso ヴィクトリアン』studio parabolica記事執筆
2009 デジタル印刷すらできない悪質出版社に捕まり、三冊目の天使の写真集が出版不能に。入校データまで全て完成している状態ですので、もし第三集の出版を御検討していただける出版社がございましたら、メールフォームからお気軽にメールしてみてください。第三集は最高傑作なのですが…。
2011 写真集『笑とる仏』実質、4作目の写真集。

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