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ソリザラで釣る男

 『Talking with Angels』西洋墓地の天使像 : 岩谷薫-09_7_30釣り記事は極力控えようと思っていたのですが、釣りができる環境になってしまい、黙っていられなくなり、笑、あまり堅苦しい記事ばかり書くのもなんでしょうから、ちょっとだけ書いてみることにしました。
 ヘドンのザラスプークです。80年代のものは、背中が微妙に反っているので、通称ソリザラと呼ばれ珍重されているそうです。私が中学生の頃はこれを1200円で買った記憶がありますが、今、中古ルアー屋さんに行ってみると、まったく同じものが、なんと1万円で売っていました!『Talking with Angels』西洋墓地の天使像 : 岩谷薫-09_7_30_2私が知らない間にずいぶん価値が上がったものです…。(ちなみに前回御紹介したラッキー13は7000円でした。ビックリ!1200円だったのに) 
 1万円のものを投げるのは、抵抗ありますが、でも私は実戦投入です。しかし、小さな池では、これを使うにはかなりの決心がいります。理由はデカイこと。12センチ。中途半端な田舎で、釣りキッズも沢山おり、バスはスレッカラシ状態なので、夕方や朝など、日光のあるうちは、このルアーに近づいたバスが、ルアーを凝視してUターンするという光景を何度も目撃していました。バスという魚、けっこう学習能力がある印象を受けます。実際、中学生の頃は釣れませんでした。『Talking with Angels』西洋墓地の天使像 : 岩谷薫-09_7_30_3
 ならばと思い最近、ナイターで挑戦すると、すごい水しぶきを上げて、来ましたよ~。3回も。でもフッキングしたのは、1度だけ。針もデカすぎるんじゃないだろうか…?バレル確率が高い印象を受けます。シャープナーで針を研いでいるのですが…(写真はナイターで釣った42cmのバス、携帯写真で見にくいけど)
 でも、これで釣ると、他のルアーにはない、充実感というか、うれしさがこみ上げてきます。ラッキー13とならぶ、名誉職的、古典的(1939年誕生)ルアーですし、デカさやバレ易さのハンディーがありますから…『Talking with Angels』西洋墓地の天使像 : 岩谷薫-09_7_30_4 水面では、体の三分の一くらいを浮かして斜めに立つただの棒っきれですが、
ロッドアクションを加えると、専門的には犬が歩くみたいな、ウォーキングドッグアクションと言いますが、私の表現では、ヘビの泳ぎのようでもあり、ツンツン浮いたり沈んだり、あっちやこっちへ動きまわる芸達者です。

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偶像崇拝

 偶像崇拝という言葉は、初期の仏教やキリスト教の影響のせいか、私の中では若干ネガティブなイメージを含んでいます。
 でも人は偶像を媒介でしか、理解できない、あるいは理解できにくいのも事実です。
 例えば山や海だけの写真を撮って、そこに神が宿ると言ったところで、まずなかなか他人には伝わらないでしょう。そこで象徴としての媒介が必要なのです。仏像や天使などの偶像が。
 中国の古典、『冥祥記』の作者の序文には、盗難される直前の仏像が、夢で作者自身に危機を知らせたり、紛失した同じ仏像が、「ここに居ます」と夢に現れ知らせたと霊験譚が紹介されています。
 似たような事例は実際、私も経験しています。私が幼少の頃、親戚のお爺さんがお地蔵さんを建立され、特に信心もない私は、親戚宅に行く度、家族に連れられ、なんとなくお参りしていたものです。それから年月は経ち、私は大人になり実家を去り、そのお爺さんも亡くなり、すっかりお地蔵さんの事も忘れかけていた。
 と、ある日、ふとそのお地蔵さんが夢に出てきたのです。その夢がなんだかとても気になり、実家に帰り、そのお地蔵さんのところへ行ってみると、土地の区画整理で、昔は林だったお地蔵さんの場所が全て畑になり、お地蔵さんのところだけ、申し訳程度に木を残しただけで、まるで陸の孤島のような哀れな状態になっていました。聞くところによると、お地蔵さんも親戚の庭へ移転される直前でした。親戚の家の持ち物なので、私にはどうすることも出来ませんでしたが、この場所の、最後の姿としてお参りに行った記憶があります。
 後にも先にも、そのお地蔵さんが夢に出てきたのはこの時だけでした。『Talking with Angels』西洋墓地の天使像 : 岩谷薫-09_7_27私に現状をなんとかして欲しかったのか…、はたまたここでの最後のお姿を見せておきたかったのか… とにかくお地蔵さんに呼ばれた気がしました。この不思議な経験からも、たとえ彫刻であっても、魂や霊験はあるような気がしてなりません。

 偶像崇拝なんて言わずに、人間は象徴でしか、見たものでしか理解出来ないことが多いのです。般若心経が「色即是空」「空即是色」と言っている所以です。「空即是色」で、色(現象界)でしか理解できない空があるはずです。奇しくも西洋ではゲーテがこれを解りやすく『ファースト』の中で「人生は色とりどりの映像としてしかつかめない」と記しています。

 偶像崇拝もすてたものではありません。般若心経的に見ると、万物が偶像とも言えるわけですから。
 私の撮った天使達にはみんな魂が入っていますが、このジェノヴァの天使も、かなり、魂入っていると思いませんか?そうしたものは何かしら霊験やお姿、メッセージを現すものだと思うのです。

ラッキー13が使える男に

『Talking with Angels』西洋墓地の天使像 : 岩谷薫-09_7_19_1
 まるで釣りブログになってしまうので、このブログで釣りのことを書くのは、極力控えようと日々思っていたのですが、昨日はじめて、写真のヘドンのラッキ-13で43cmのバスを釣ったので、うれしくて我慢しきれず書いてしまいます。笑。開高健病の完璧な感染者です。釣りに興味の無い方、これから謎のカタカナが沢山出てきますので、ゴメンナサイ。
『Talking with Angels』西洋墓地の天使像 : 岩谷薫-09_7_19_2

 6月20日の記事に書きましたが、釣りを20年ぶりに再開しました。あれにはラパラと書いていますが、私は本来、トップウォーター派でラパラのように潜るルアーは好きではありません。ワームなんて絶対使いません。水柱を上げて襲ってくるバスがたまらなく好きです。
 でも子供の頃、自転車で行ける近所の池では30cmを越えるバスが珍しく大物で、釣りキッズも多くスレッカラシ状態で、ビックプラグはなかなか使えませんでした。
 巨大なヘドンのラッキー13(全長10cm)やザラスプーク(全長12cm)等は、タックルボックスを飾っているだけのほとんど名誉職で、見ているだけで満足していたあこがれのルアーでした。こんなデカイプラグ、しかも自然界にないオメデタイ紅白カラーで絶対釣れる訳ないと思っていましたし、実際釣れませんでした。『Talking with Angels』西洋墓地の天使像 : 岩谷薫-09_7_19_3
 当時、田舎の釣り具屋さんでは、ラッキー13はこのカラーしか売ってなくて渋々買った記憶が…でも今見るとその突飛なカラーにも愛着もわきますよ。
 あれから年月が経ち、地元の池のバスも定着したのかビックサイズが釣れるようになりました。
 巨大なラッキー13やバスオレノ、ザラスプークで釣れるようになれば一人前のバス釣り師と思っている私は、とてもうれしい。
 ラッキー13は1920年頃から変わらずほぼ同じ形。すごいですね~。およそ90年、自信と風格が伺われます。写真は80年代のもの。魚を釣る前に完全に人間がルアーに釣られています。
『Talking with Angels』西洋墓地の天使像 : 岩谷薫-09_7_19_4
 ラッキー13で釣った頃はもう真っ暗で写真が撮れませんでしたので、写真は黄昏時にヘルレイザーで釣った40cm越えのバス。ヘルレイザーを持ってるよと書くと、オールドファンは「いいの持ってるね!」ときっと言ってくれるはず。僕のタックルボックスの中は20年以上は時空がズレテています。
 驚きましたが、ヘルレイザーは今、ヘドンが作っているんですか!?時代が変わりましたね。
 ヘルレイザーはホッパーストッパー社でしょう。笑。

自給自足研修をして思ったこと

『Talking with Angels』西洋墓地の天使像 : 岩谷薫-09_7_13 つい最近まで、農業で自給自足を実践されている、とあるご家庭まで研修旅行に行っていました。4月21日の記事のように頭だけではなく実体験として、どのような生活かを見聞する必要があると思ったからです。
 大変でしたよ~その生活は…働き詰めで…。でも、暮らしぶりはお世話になったご家庭の御迷惑になるので詳しく書けませんが…。単に、私が商家の生まれで農業経験も無くヘタレだったからかもしれませんし。
(写真は研修地へ向かう道中の写真。こんな山をいくつか越えて行きました。中央の黄緑色の部分が里山の集落と田んぼ)  

 ただ総括して思うに、以前放送されたNHKの番組『サイエンスZERO』で、文化人類学的に見て、「農業とは、仕方なしにはじまった産業ではないか?」という有力な説があるのですが、なんだかその事を実感しましたよ。
 「仕方なし」という意味を少し補足すると、今までは農業が始まって、宗教や政治の集団が出来たと考えられがちでしたが、実は発想は逆で、まず宗教や政治の集団として人が集まるようになり、その集団を維持するために「仕方なし」に農業を始めたのではという説なのです。しかも農業は一端始めてしまうと、集団を解消しない限り、その重労働は止めることができません。 
 農業は重労働なんですよ。なにを今更と笑われてしまいますが、実体験して想像以上にシンドカッタです…。酷暑のなか10時間以上黙々とカマで草刈りをしている最中に、「仕方のない労働だ」とそんなことばかり考えていましたよォ…笑。
 いつかアボリジニの事にふれましたが、狩猟採集であった彼らの労働時間は、1日の内でたった2~3時間だったそうです。後はゴロゴロ、楽しく暮らしていたのです。アボリジニは、「農業の知識はあったけれど、農業をわざとしなかった」という有力な説もあるのです。それはまずオーストラリアの土壌は農業に適さないこと、そして何より、神から先祖から与えられた地を穢してはならないという思想があったからです。
 4月21日の記事に御紹介したジャレド・ダイアモンドさんの「農業とは人類史上、最悪の誤りである。」という言葉にも符合します。ある面、農業も立派な環境破壊なのです…。オーストラリアでは近代的な無茶な農地開発で随分砂漠化が進んだと聞きます。狩猟採集民は太古から「やってはいけない事」と知っていたのです。

 この研修で、もう一つ感じた事は、自給自足の方法は、10人いれば10人それぞれ違うし、違っていていいという事でした。素人の私でさえ実習中の短期間に、マネしたくない方法とマネしたい方法がありました。今回、研修に行ったのは、農業がメインでしたから、それはそれは、みなさんよく働きますよ。
 でも、私の都合のいい理想だけかなのもしれませんが、「出来る限りの労働からの解放」を目指した自給自足をしたいとは思うのです。(やるかどうか、やれるかどうかは、私にもわかりませんが…)
 私も怠け者はきらいですが、でも「労働が美徳」と捉える人生観は、農耕民の洗脳の結果ではないかとすら思うことがあるのです。4月21日の『パパラギ』の記事ももう一度御覧下さい。
 そんな事を思いながら、今日は『ノアノア』の作者、ポール・ゴーギャンの生涯をネットで調べてみました。う~ん、彼もちょっと可哀想な生涯ですね…。やはり多くの人は失楽園なのでしょうか?

天使がこんな活躍をしています。

 5月にN-windというダンスの会社から、7月に公演を開くので、そのパンフレットに『Talking with Angels-イタリアの天使達-』の天使の中から写真を使わせてほしいとの御依頼がありました。
 私はダンスは全くの門外漢ですが、学生の頃、芝居をやっていたこともあり、快く引き受けました。最近、そのパンフが完成したらしいのでアップしますね。
『Talking with Angels』西洋墓地の天使像 : 岩谷薫-09_7_3公演のコンセプトは『Thoughts and Impressions』。
 「誰もが知っている、著名な詩、ポートレート、絵画、音楽、彫刻などかけがえのないさまざまなアート作品を結びつけ、その奥底に流れる思想(Thoughts)を、ダンスと融合させ、ダンスとアート作品を綾織り、観る人の魂に響き感動(impressions)を与える作品」だそうです。

 私の作品を気に入っていただきThoughtsとして捉えてくれ、パンフレットに使っていただいた事は光栄です。
 演出のWashington Cardoso(ワシントン・カルドソ)氏の「存在すること、そのこと自体がダンスになります。」との考えは、とても印象的でした。奇しくも世に出なかった私の幻の3冊目の写真集にも、肉体を得た魂の喜びについて書いていました。
 どんなに辛い事があっても、実体験できる肉体の喜びには替えられないという考え方もあるのです。実体験しそこで振る舞うことのかけがえのなさ。そうした視点からみると、「生きること、それ自体がダンスになる」とも言えるでしょう。
『Talking with Angels』西洋墓地の天使像 : 岩谷薫-09_7_3_実寸新岡『Talking with Angels』西洋墓地の天使像 : 岩谷薫-09_7_3_実寸ワシントン 
 彼のラッキーナンバーは13らしいです。お墓の写真でいかかが?とは思っていましたが、ピッタリですね。タロットでは13は死神のカードですが、 死神は不吉なものではなく、実った穂を刈り集める農夫のように、良い魂だけを天国へ集める天使の一人なのです。ですから同時に「再生、復活、創造」という意味をも暗示しています。実は私も天使の取材の時は、よくこの13という番号に不思議と何度も出会ったものです。
 天使達もこうして復活、創造し、すばらしい公演になることをお祈りしています。

 詳しくはN-WindのHPから御確認くださいね。
 『THOUGHTS AND IMPRESSONS-ダンスは魂を伝える神秘的な言葉である』
 演出:振付 Washington Cardoso  主催:制作 新岡 紀子
 公演日は7月18日、19日
 場所は 座 高円寺   


お知らせ
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写真集
笑とる仏
『笑とる仏ー播磨の石棺仏を中心にー』   谷村新司さん推薦!    播磨の珍しい石棺仏を中心に、素朴な笑顔の石仏の写真集。700年近くもやさしく微笑み続けている石仏達を、さまざまな仏教名言と共に紹介する。この深い笑みはきっと心に響くと思います。巻末には地図もありますので、実際、仏様に会いに行くこともできます。勿論、関西限定書ではなく全国に通じる心の本です。 実質、私の4冊目の写真集。(読み:ワロトルホトケ)
Talking with Angels-ロンドンの天使達
「Talking with Angels-ロンドンの天使達-」 
鏡リュウジ氏の推薦文より
『天使、天使、天使!
この世界は、耳をすませれば天使の羽音に満ち満ちていて、うるさいくらい。たとえ一人でいたって、僕たちは孤独になんかなれっこないのです。この写真集はそのことを伝えてくれます。』 
 

Talking with Angels-イタリアの天使達
「Talking with Angels-イタリアの天使達」
   イタリア19世紀のみごとな墓地彫刻の写真集。
ダンテの『神曲』にならい「地獄」「煉獄」「天国」を彫刻を介し視覚で巡ることができる、美しい天使の本。
プロフィール

岩谷薫

Author:岩谷薫
カメラマン
1995 個展『身体感覚』
1998 個展『Angels of Brompton-祈りのすがた』
2005 写真集『Talking with Angelsーロンドンの天使達ー』
2006 写真集『Talking with Angelsーイタリアの天使達ー』
2008年 スピリチュアル雑誌『Sundari 』記事執筆
『yaso ヴィクトリアン』studio parabolica記事執筆
2009 デジタル印刷すらできない悪質出版社に捕まり、三冊目の天使の写真集が出版不能に。入校データまで全て完成している状態ですので、もし第三集の出版を御検討していただける出版社がございましたら、メールフォームからお気軽にメールしてみてください。第三集は最高傑作なのですが…。
2011 写真集『笑とる仏』実質、4作目の写真集。

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