『Talking with Angels』売ります。パロル舎倒産


前回の記事に続き、ネット通販状態ですが。笑。
実は、私の天使の写真集
『Talking with Angelsーロンドンの天使達ー』
『Talking with Angelsーイタリアの天使達ー』
の版元であるパロル舎が倒産しました。
前々回の記事で「微妙なニュース」って書いていたのはこれなんです。本当は、この件に関して語りたいことが山ほどあるのですが、エラク長文になることに気付き、こうしたことはまた後日暇な時に書くとして、まずは、手元にあるものを売っていきたいと思います。
在庫が私の手元に回ってきましたので、もし、この本、購入御希望の方は、私のプロフィールのangelrisingのメルアドからメールしてみてください。
そうですねぇ~
『Talking with Angelsーロンドンの天使達ー』が定価1800円のところ 1100円
『Talking with Angelsーイタリアの天使達ー』が定価2200円のところ 1500円
でいかかがでしょうか?
買ってくださるという奇特な方は、プロフィールのangelrisingのメルアドから、お名前と住所をメールしてみてください。こんな私のサインでも御入用でしたら書きますし。笑。
基本、送料別、銀行振込確認の上、お送りしたいと思います。
発送はメール便が一番いいと思います。160円です。
御希望なら、郵便書留、宅急便での発送も承りますが、それだと実質定価買いと同じくらいになるでしょう。ちなみに普通郵便ではロンドンが290円、イタリアが340円になります。書留はプラス300円。
市場に残っているのは、もうわずかだと思います。アマゾンではもう新書としては買えないと思います。スゴイ本なのにね…。
よろしくお願いいたします。
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ちょっとお休み
久々に更新しましょう。実は先週末にちょっと微妙なニュースが舞い込んできましてね、更新する気が失せたんですよ。笑。
別に、ふてくされているとか、疲れた(ちょっと疲れているけど。苦笑)って意味じゃなくて、その状況なら、特に必死こいて更新することもなかろうと思いまして…。
おそらく来月頃にはそのニュースの内容を説明できると思います。たぶんですが…?それまでちょっとお休みかな。
居ないと思いますが、笑、全国、ごく少数の読者さんが、もし心配されていたらわるいので、書いてみました。
まぁ、でも「ピンチはチャンス」と言うように、少し状況が変わったのは、いいのかもしれません。変化は一つのきっかけですね。相手が変わらないと変われないこともありますし。久々になつかしいお友達とかにも相談したりして新しい方針もちょっと見えたりしています。
たぶん、来月はもう少しは更新すると思うので、御安心ください。たぶん。笑。2月中でも釣り記事みたいなアホな記事は書いているかもしれませんが。笑。
時事報告だけで終わるのも、シケているので、サミュエル・バーバーのアダージョを流します。バーバーってやっぱり御先祖は散髪屋さんなのかな?笑。
Wikiで読んでいるとバーバーはこの曲を「葬式のために作った曲でない」と御不満らしく、それ私もわかります。でも、葬式にも合うけどね。笑。
私の写真集も「葬式や抹香臭いものではない」と言っておきたいっスね。笑。
ロンドンの取材の朝、機材の準備をしているホテルの部屋でBBCラジオをかけ流していると、この曲やあんな曲が流れてきて、非常に気持ちよく取材ができた思い出がありますよ。
別に、ふてくされているとか、疲れた(ちょっと疲れているけど。苦笑)って意味じゃなくて、その状況なら、特に必死こいて更新することもなかろうと思いまして…。
おそらく来月頃にはそのニュースの内容を説明できると思います。たぶんですが…?それまでちょっとお休みかな。
居ないと思いますが、笑、全国、ごく少数の読者さんが、もし心配されていたらわるいので、書いてみました。
まぁ、でも「ピンチはチャンス」と言うように、少し状況が変わったのは、いいのかもしれません。変化は一つのきっかけですね。相手が変わらないと変われないこともありますし。久々になつかしいお友達とかにも相談したりして新しい方針もちょっと見えたりしています。
たぶん、来月はもう少しは更新すると思うので、御安心ください。たぶん。笑。2月中でも釣り記事みたいなアホな記事は書いているかもしれませんが。笑。
時事報告だけで終わるのも、シケているので、サミュエル・バーバーのアダージョを流します。バーバーってやっぱり御先祖は散髪屋さんなのかな?笑。
Wikiで読んでいるとバーバーはこの曲を「葬式のために作った曲でない」と御不満らしく、それ私もわかります。でも、葬式にも合うけどね。笑。
私の写真集も「葬式や抹香臭いものではない」と言っておきたいっスね。笑。
ロンドンの取材の朝、機材の準備をしているホテルの部屋でBBCラジオをかけ流していると、この曲やあんな曲が流れてきて、非常に気持ちよく取材ができた思い出がありますよ。
弁慶の足跡の仁王像 三木市

この近辺では「弁慶の足跡」という名ばかりが有名で独り歩きしてしまい、その石についている足跡の後ろに石仏が刻まれているということを、知っている人は少ない石仏です…悲。
さらに、その石仏に気付いた人でさえも、それを地蔵様と紹介してしまい、これも間違い。笑。今でも、ネットや出版物で地蔵と紹介しているケースをよく見かけますが、これは間違った市の案内板のせいでしょう…。
本当は、この石像は仁王さんなんです。
どうしてそう断言できるかというと、当時の古地図を発見したから。
この場所は昔、天歴十年(956年)開基の常蓮寺というお寺がありました。日本史好きの人は、すぐにピンとくると思いますが、三木といえばあの秀吉の兵糧攻めで、有名です。
常蓮寺は三木の統治者、別所氏の菩提寺ということで、三木合戦の折りに焼かれてしまいました。
ファミリーツリーで言うと、墓は根であると、よく言われますが、正に、「根絶やし」の発想ですね。
最近では、ビン・ラーディンさんや、カダフィーさんの死体の場所も解らなくしてるでしょ。あれもちょっと共通するものがありますね。
で、その古地図には、立派な伽藍が描いてあって、その中に、この石像の仁王さんが描かれてあるんですよ。 しかも写真では上半身だけですが、古地図では全身像なんです。戦や近くを流れる美濃川の氾濫などで、半分になってしまったんでしょう。本当なら2メートル以上ありそうな巨像でした。
室町時代の常蓮寺再興のことや、彫りの様子からも、室町時代の仁王さんでしょう。
取材して気付きましたが、播磨には石作りの仁王さんって、ほとんど無いんですよ… 私が知っているのは、北条石仏だけ。年代的に言うと、絶対、「弁慶の足跡の仁王」さんの方が古いので、とっても珍しいものだと思うのですが…
その存在すら、あまり知られていない、悲しい仁王さんです…笑。
(ちなみに、九州地方に仁王の石像は多いみたいですね。)

で、これが、何故、弁慶の足跡かというと、この石仏の後ろに、自然の足跡のような窪みがあるから…足跡と言うにはエラク、かかとが細いですが… この「弁慶の足跡」という名称も、実は昭和の初期に郷土史家が勝手に付けた愛称………エエエ…!
全国にもよくありますよね、弘法大師のナンタラとか、行基のナンタラとか、弁慶のナンタラとか……。まぁ、それだけ人気があったってことなんでしょうが…笑。
愛称が独り歩きしちゃったんですね…。しかも昭和って、新しいじゃん…。間違った市の案内板もそっちをメインに紹介しちゃってるところが、ちょっと悲しい…。こんな下らない石の窪みよりも、仁王さんの方が絶対貴重なのに…本末転倒…。

「跡部」っていう地名も禍いしているのでしょう…でも「跡部」っていう地名も弁慶よりも前についていたんだよ。だから弁慶とは一切関係ナシ…。
この仁王さんは、冬枯れたシーンが似合います。写真の奥の森になったような所が、常蓮寺の本堂があった場所です。奥に行くと、後年建てられた小さな薬師堂と、「常蓮」というように、昔は蓮池だったろう池が3つほどあります。
なんだかこの風情は「強者どもが夢の跡」って感じがしていいです。三木合戦の折りは、ここは猛火に包まれていたんでしょうね…。 この仁王さんもその炎に照らされたことでしょう。
仁王さんの詳細なお顔は写真集で見てね。

この仏には飯田とう隠(「とう」という漢字がフォントに無いので。写真集にはちゃんと漢字表記したよ)さんのこの言葉を添えました。
●『只今をみよ。久遠が今となって来ているのじゃ。尽未来を知らんとせば今を見よ。今が伸びて行ったものが未来である。
五十六億七千万歳の弥勒も今のわれらが別名じゃ。』
『槐安国語堤唱録』
飯田とう隠さんは、カッチョイイ。東大医学部を次席で卒業しながらも、当時のコレラでの大量死を見て、医学だけでは根本的に人を救えないとして、医師として開業しながらも禅の道に進んだ人。
『笑とる仏』の最後のシーンなので、初めの布袋さんの歌と呼応するようにしました。
ちなみに市の案内板にある三草の戦いって、このリンクの上三草の近辺だと思う。
『石仏の怪』 橋にまつわる石仏の話
涙ドバー!!!!のすごい感動の日本昔話を紹介しようと、かねてから思っていたのですが、いざ、紹介しようと思ったら、ゴッソリとすっかり削除されていました…笑。
(一生懸命ブログでも書いた『九重の楓』や東尋坊の昔話、『あの世のいりぐち』は、置いといて欲しかったナ。笑)
仕方ないですね…。でも、以前にも独り言書いたけど、昔話を語れる爺さんや婆さんがすっかり居なくなった昨今、こんな感じで、自由に見れる日本の心のアーカイブとして、手軽にあったらな…と、全く勝手な立場では思いますが。
神話や民話でしか語れない真実もありますから…。
『石仏の怪』この熊本県の昔話は、小谷石仏(よばりこき地蔵)、細川地蔵の逸話と同じなんですよ。
てっきり、播磨地方だけの話かと思っていたら、やはりこうした霊験譚は、全国いろんなところで、まことしやかに語られていたんですね。
(仏を橋にするのは、おそらく三途の川をへだてて、彼岸と此岸を架け渡す、仏の信仰があったからではないかと思っています。ああ、橋と陰徳についてはこんな事も書いてましたね。お約束で動画削除されてますが…笑)
人口に膾炙された逸話には「袖もぎ」の話もあります。
これは記事にも記したように、主に、中国、四国地方のお話ですが、「まんが日本昔ばなし」では、確か、茨城県の話だったと思う…削除されてて、解んない!笑。
『石仏の怪』の石仏を見て、私は、見登姫の石仏を思い出しました。
これは、よく石棺仏として紹介されることもありますが、私は違うと思っています。やっぱり領民に愛された為政者は、供養碑とか作ってもらえるんでしょうね。(確かに、橋には使い易そうな石材ですが…)
こうした切ない死に方も、人生なんでしょう…。そうそう、日本昔話って悲劇が多いよね。そういうところも私は好き。人生そんな、甘かないし、スバラシイ、カタルシス効果になっています。
(一生懸命ブログでも書いた『九重の楓』や東尋坊の昔話、『あの世のいりぐち』は、置いといて欲しかったナ。笑)
仕方ないですね…。でも、以前にも独り言書いたけど、昔話を語れる爺さんや婆さんがすっかり居なくなった昨今、こんな感じで、自由に見れる日本の心のアーカイブとして、手軽にあったらな…と、全く勝手な立場では思いますが。
神話や民話でしか語れない真実もありますから…。
『石仏の怪』この熊本県の昔話は、小谷石仏(よばりこき地蔵)、細川地蔵の逸話と同じなんですよ。
てっきり、播磨地方だけの話かと思っていたら、やはりこうした霊験譚は、全国いろんなところで、まことしやかに語られていたんですね。
(仏を橋にするのは、おそらく三途の川をへだてて、彼岸と此岸を架け渡す、仏の信仰があったからではないかと思っています。ああ、橋と陰徳についてはこんな事も書いてましたね。お約束で動画削除されてますが…笑)
人口に膾炙された逸話には「袖もぎ」の話もあります。
これは記事にも記したように、主に、中国、四国地方のお話ですが、「まんが日本昔ばなし」では、確か、茨城県の話だったと思う…削除されてて、解んない!笑。
『石仏の怪』の石仏を見て、私は、見登姫の石仏を思い出しました。
これは、よく石棺仏として紹介されることもありますが、私は違うと思っています。やっぱり領民に愛された為政者は、供養碑とか作ってもらえるんでしょうね。(確かに、橋には使い易そうな石材ですが…)
こうした切ない死に方も、人生なんでしょう…。そうそう、日本昔話って悲劇が多いよね。そういうところも私は好き。人生そんな、甘かないし、スバラシイ、カタルシス効果になっています。
鈴木大拙とスエーデンボルグ
今日は、よくコメントくれる「天使の羽根」さんの質問にお答えしましょうか。
先生ってのがしっくりきませんが…。笑。
確か、スェーデンボルグを日本に最初に紹介したのが、鈴木大拙さんだったと思います。鈴木大拙さんの経歴の初期ですね。仏教のことを語るようになってから、何故か、スェーデンボルグの事は一切語らなくなってしまいます。
スェーデンボルグの本は、退屈と膨大ということでも有名で、正面突破しようと思うと、よっぽど好きでないとムリでしょう。この退屈というのは、よく紹介する『スピリットランド』の理由と同じです。
ですので、私は、抜粋本、数冊読んで良しとしました。もう、その題名も忘れてしまった…。いろいろあるけど、確か「天国」「地獄」というキーワードがあった本も…? いつかのブログにも書きましたが、キリスト教徒でないと天国へ行けないような記述も中にはあり、ちょっと「ウっうん??」と思うことも。 アウトラインはこんな本でも楽しく解るしね。
あの世の事を知りたいのなら、前述の『スピリットランド』の方が、解り易いと思います。主人公のファランツェッツオはまんま死人ですし、笑、キリスト教云々とは言わないし。でもこの本は絶版。あんなイイ本がね…残念です。
たしか、お持ちの『鈴木大拙全集』のスェーデンボルグ論の中には、キレイナ逸話が紹介してあります。
私の記憶の中の抜粋なので細かいところ自信ありませんが。
●ある時、スェーデンボルグの家に、お友達の少女が遊びに来ました。
少女はスェーデンボルグに「天使を見せて!見せて!」とせがむんです。
それを聞いたスェーデンボルグは、少女に目隠しをして、大きな布をかぶせた板のある別室へ誘います。
スェーデンボルグが、目隠しを取り、「目をあけてごらん」と少女に言うと、なんとその大きな板は鏡だったのです。
鏡に写った少女の姿を指さして、優しく「これが天使なんだよ」と言ったそうです。
別にロリコン趣味って訳じゃないですが。苦笑。
この話はとってもキレイだと思います。
実際、ロンドンで子供に出会う度、私もそう思っていました。

写真はロンドンのキューガーデンで遊ぶ、子供、天使ちゃんですね。水仙があの世って感じでいいかな。笑。
実は、大拙さんについてもっと語りたいことがあるのですが、長くなるので、この辺で。私の尊敬する、李登輝さんもジョーゼフ・キャンベルさんも絶賛する最高の仏教学者です。前回の記事にも触れた、日本人が忘れた日本を、思いださせてくれる貴重な存在です。
ちなみに大拙さんも正面突破しようとせず、入門書としては、
『大拙つれづれ草』 絶版
『東洋的な見方』 岩波
『禅と日本文化』 岩波
なんかが入り易いです。ちなみに勿論上記三冊は旧漢字ではないですが、旧漢字は、初め「ウッ!!!」と思いますが、慣れればどってことないですよ。
先生ってのがしっくりきませんが…。笑。
確か、スェーデンボルグを日本に最初に紹介したのが、鈴木大拙さんだったと思います。鈴木大拙さんの経歴の初期ですね。仏教のことを語るようになってから、何故か、スェーデンボルグの事は一切語らなくなってしまいます。
スェーデンボルグの本は、退屈と膨大ということでも有名で、正面突破しようと思うと、よっぽど好きでないとムリでしょう。この退屈というのは、よく紹介する『スピリットランド』の理由と同じです。
ですので、私は、抜粋本、数冊読んで良しとしました。もう、その題名も忘れてしまった…。いろいろあるけど、確か「天国」「地獄」というキーワードがあった本も…? いつかのブログにも書きましたが、キリスト教徒でないと天国へ行けないような記述も中にはあり、ちょっと「ウっうん??」と思うことも。 アウトラインはこんな本でも楽しく解るしね。
あの世の事を知りたいのなら、前述の『スピリットランド』の方が、解り易いと思います。主人公のファランツェッツオはまんま死人ですし、笑、キリスト教云々とは言わないし。でもこの本は絶版。あんなイイ本がね…残念です。
たしか、お持ちの『鈴木大拙全集』のスェーデンボルグ論の中には、キレイナ逸話が紹介してあります。
私の記憶の中の抜粋なので細かいところ自信ありませんが。
●ある時、スェーデンボルグの家に、お友達の少女が遊びに来ました。
少女はスェーデンボルグに「天使を見せて!見せて!」とせがむんです。
それを聞いたスェーデンボルグは、少女に目隠しをして、大きな布をかぶせた板のある別室へ誘います。
スェーデンボルグが、目隠しを取り、「目をあけてごらん」と少女に言うと、なんとその大きな板は鏡だったのです。
鏡に写った少女の姿を指さして、優しく「これが天使なんだよ」と言ったそうです。
別にロリコン趣味って訳じゃないですが。苦笑。
この話はとってもキレイだと思います。
実際、ロンドンで子供に出会う度、私もそう思っていました。

写真はロンドンのキューガーデンで遊ぶ、子供、天使ちゃんですね。水仙があの世って感じでいいかな。笑。
実は、大拙さんについてもっと語りたいことがあるのですが、長くなるので、この辺で。私の尊敬する、李登輝さんもジョーゼフ・キャンベルさんも絶賛する最高の仏教学者です。前回の記事にも触れた、日本人が忘れた日本を、思いださせてくれる貴重な存在です。
ちなみに大拙さんも正面突破しようとせず、入門書としては、
『大拙つれづれ草』 絶版
『東洋的な見方』 岩波
『禅と日本文化』 岩波
なんかが入り易いです。ちなみに勿論上記三冊は旧漢字ではないですが、旧漢字は、初め「ウッ!!!」と思いますが、慣れればどってことないですよ。